利害一致の臨時マネ【青葉城西】

32.スキップ ページ33

Aside


？「葉山」

A「…えっ？」


スキップしながら、お風呂に行こうと思ったのに、1本踏み出す前に名前を呼ばれたから、変に大きく1本踏み出した産まれたての子馬みたいになったじゃん！！！どうしてくれんのさ！！

少し…いや、だいぶ八つ当たりなのは分かっているが、名前を呼ばれた方に振り向く…


あっ…


白布・及川「「牛島さん！？／ウシワカちゃん！？」」


白鳥沢の主将じゃん…


牛島「葉山A」

A「…久しぶり…牛島若利？…だっけ？」

牛島「…あぁ、覚えてたんだな」

A「そっちこそw」


久しぶり…実に約2年ぶり…

というか、中3のときに1度と小6のときに1度会ったきり…

身長凄いデカくなってんじゃん…

私の知ってる牛島若利じゃないねww

てか、フルネームで覚えてるとかww

やばくね！？

…私もだけどww


黒尾「知り合い？」

A「まぁ？…知らない仲ではない、かな？」

黒尾「は？」


それって、知り合いじゃねーの？って及川と一緒にハテナ浮かべてる黒尾…もとい、トサカヘッド…

女にはいろいろあるんですよーだww


牛島「…バスケはやめたのか？」


ｵｯﾌww

コイツも地雷踏んでくるなぁww

なにww

好きなの！？

人の傷口に塩塗るの…

流行ってんの！？


A「…やめたよw」

牛島「もう、しないのか？」


身長でかいくせに、首をコテンと傾げながら聞いてくる牛島…

なにそれ？

必殺『ギャップ萌え』ってやつか！？

…やられそうになったじゃんかよ！！！


A「…ｳｯ…しない…怪我だから」

牛島「…そうか」


なんで、お前が暗くなる！！

私は笑いをこらえるので精一杯なんだよww

そして、及川も！！

なんで、牛島を睨んでんの！？

訳分からん…


A「…じゃあ、私、お風呂に行くから！」


逃げるように…

なんて、ダサいマネはしたく無かったから、予定通り、スキップしながらお風呂場に急いだ…


後ろから2名程の爆笑と、1名の隠しきれてない笑い声が聞こえてきたけどね！？


…笑った及川と黒尾はマジで許さん…

頑張って隠そうとした白布くんは…まぁ？

その可愛い髪型に免じて許してやらんでもないがな！！！

あと、牛島！！

角曲がるとき見えたからな！！

何やってるんだ？的な目で見んなよな！！

恥ずかしくなってきたじゃんかよ！

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