元天才リベロは烏野のマネージャー

22.練習試合 ページ23

Aside


そろそろ第2セットが始まるという頃


田中「良いかァ！！バレーボールっつうのはなあ！

ネットの"こっちっ側に居る全員、もれなく"味方"なんだよ！！

下手糞上等！！

迷惑かけろ！！

足を引っ張れ！！

それを補ってやるための！！

"チームであり"

"センパイ"だ！！！」


田中さんの言葉には裏表がない…


だから、信じても大丈夫


烏野に田中さんが居てよかった…

さっきの田中さんの言葉で日向君の顔色も変わったし…

これで烏野は通常運転ができそうww



審判「第2セット始めます！」


ガヤガヤ

女「なになに？」

男「練習試合だって！」


うわっ！！

ギャラリーも増えてきた！！


ピーーーッ！！

烏野攻撃、縁下さんのサーブから

青葉城西のトスは綺麗に上がり、国見君のアタック


A「ナイス、国見君！」


月島君の正面だったけど、強烈打

レシーブは乱れた…

田中「影山カバー！」

影山「ハイ」


影山君がカバーに入る


澤村「ライト！」

田中「レフト持ってこい！」

レフトの田中さんに来るかな…

ゴッ！！

いや…あれは…


日向君と影山君の変人速攻！？


ビッ


男「何あれ！？トス！？」

女「そっからの速攻！？」


速攻に備えて構える青葉城西


しかし…


ポスッ

トンッ…


影山君のトスは日向君の手に当たんなかった…

日向「あれ？」

金田一「今みたいなのちゃんと打てなきゃ王様が怒り出すよ？」

日向「！」

影山「日向！悪い、今のトス少し高かった」

金田一「！？…影山が」

国見「…謝った」

以前の影山君ならそうだった

絶対に謝らないし、自分が正しいと信じてることは最後まで突き通す独裁者

でも今は…

日向君がいる

持っているものは最高でも、まだまだ自分じゃあそれを使えない日向君がいるから、影山君もそれに合わさなきゃいけない…

でも、影山君が謝ったのは驚いた


影山君は変わろうとしてるんだ…

王様から烏野のメンバーに…



次は青葉城西の攻撃、花巻さんのサーブから

ピーーッ！

A「花巻さん、ナイッサー！」

花巻さんのサーブは縁下さんの正面に


田中「縁下頼む！」

縁下「オーライ正面だ！任せろ！」

影山「ナイスレシーブ！」

綺麗に影山君のもとへかえるボール


次は誰を使う？


ピッ

ドッ、バンッ！！


出た！日向君と影山君の変人速攻…


金田一「えっ…あっ」

日向・影山「っしゃ！！」


気持ちいいだろうなぁ…

自分よりも高い相手を打ち抜くのって…

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