真剣な ページ43
_貴方side
あれから、1ヶ月後。
私と数原さんに進展はないし、
後退もしていない。
そもそも会えてない。
あの時...
.
「Aちゃ、」
私は何度も何度も唇を合わせた。
回数を重ねる度に数原さんからもキスしてくれるようになった。
『...ごめんなさい、』
好きになりすぎて、おかしくなってるんだ。
忘れなきゃ、いけないのに。
「ううん、僕の方こそ...」
『寝てた方がいいですよ、ベッド行きましょ。』
もう一度キスをして数原さんはベッドに入った。
そのまま私も寝てしまって、帰ったのは次の日の朝。
私達は何事も無かったかのようにわかれた。
.
あのことは玲於くんにももちろん言っていない。
あの日以来、数原さんが心の中でだんだん大きくなっていた。
そんな日のこと。
プルルルル_
「A電話鳴ってるよ」
渚に教えてもらって電話に出た。
『もしもし?』
「あ〜、A?今日夜空いてんだけど、家行っていい?」
『いいよ!ハンバーグ?』
「よく分かってんじゃん」
玲於くんきっとお泊まりするんだろうな。
そう思うと頬が緩む。
玲於くんのことも数原さんのことも捨てられない私はひどい女だ。
「なに、にやけないでよ(笑)」
『にやけてません〜』
「やだほんと(笑)」
私は私の気持ちがわからない。
.
Aの家 ((;your room
玲於くんが帰ってくる前にハンバーグを作り出す。
彼が喜ぶ姿を想像して。
ピンポ-ン_
『え!もう着いちゃった!?』
急いで玄関のドアを開けて
『玲於くん!!』
そう言えば、
目の前にいたのは、
待ちわびていた彼ではなく
「ごめんね〜、玲於くんじゃなくて!」
そう笑う大樹だった。
「確認してから開けろよ(笑)」
『玲於くんだと思うじゃんか!』
「はいはい、ごめんなさいねえ!」
大樹がダイニングの椅子に座って私に話しかける。
真剣な声で。
「なあ、」
『ん?』
「龍友くんとどういう関係なの」
驚いて振り返れば、大樹の見たことも無い真剣な表情だった。
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加恋(プロフ) - 大樹くん最高すぎて泣きそう (2021年1月1日 15時) (レス) id: 2e418c8a08 (このIDを非表示/違反報告)
Kas(プロフ) - ちーーさん» ありがとうございます!!これからもよろしくお願いします! (2019年1月19日 20時) (レス) id: 841873fbf3 (このIDを非表示/違反報告)
Kas(プロフ) - あきさん» ありがとうございます!! (2019年1月19日 20時) (レス) id: 841873fbf3 (このIDを非表示/違反報告)
ちーー - 続きめちゃきになります!まってます! (2019年1月14日 0時) (レス) id: c05d53fa4c (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - つつ゛ききになります! (2019年1月13日 21時) (レス) id: 14702f8eae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼 空 | 作成日時:2018年12月6日 23時