"愛す" をコンビニで買う 2 (ページ3)

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自信ページ3

_龍友side

ある日、僕は田坂の家に泊まらされた。

もちろんなにもやってない。

それでも、でっちあげの記事は世に広まる。

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fanを失うことも

信頼を失うことも

全部全部こわいけど、

なによりAちゃんの心が離れていくのが1番こわい。

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そして今日も田坂はくる。

「りゅ～とっ♡」

なんで出会ってしまったんだろう。

最近はずっとその事を考えている。

こいつと出会わなければ、僕はAちゃんをもっと幸せにできたはずやのに。

「今日はどこ寄る～？？」

「なあ、」

2人だけの道に佇む。

「なんで僕なん？」

この質問は何回目だろう。

そのたび田坂は

「私が幸せになりたいから」

そういう。

「なあ、こんなこともう辞めへんか？」

「いいよ。その代わり彼女はもっと辛い目に遭うだけ。」

「もっとってどうゆうことや！？」

嫌な予感がしたんや。

こいつに弱み握られたらもう終わりやって。

「今頃彼女、襲われてるんじゃな～い？(笑)」

無意識に田坂の胸ぐらをつかんだ。

あかん。手だしたら負けや。

「ふざけんな、」

田坂は僕に顔を近づけて

「あいつから、龍友から、全部奪ってやるんだから」

そういった。

離れた瞬間視線を感じて目を向ければ

そこには

Aちゃんと大樹の姿があった。

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ああ、またこの感覚。

彼女が遠くなっていく。

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大樹とどうゆう関係か分からへんけど

僕にはもう自信が無い。

Aちゃんを守る自信も

田坂から開放される自信も。

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ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ_

朝、電話の音で目覚めた。

相手を確認せずにでた。

「もしもし、」

「もしもし。おれ、玲於。」

Aちゃんでも大樹でもなく、

Aちゃんを守ってくれるであろう男、

玲於からだった。

.

「朝起きたらさ、AからLINE入ってたんだ。

もう自信が無いって。どうすればいい？って。」

ああ、彼女も同じなんだとおもった。

玲於の声が遠くなる感覚。

「ねえ、龍友くんなにがあったの」

何度も聞かれたこの質問に

僕はまだちゃんと答えることが出来ていないんだ。