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頼みごと ページ19

_玲於side



おめでとう、とは裏腹に、龍友くんは右手で握り拳を作っていた。



「ねぇ、龍友くん。俺、」

ほんとのことが知りたい。そう言おうとした。


そしたら龍友くんは俺の言葉をさえぎってこういった。



「Aちゃんええ子やから、大切にしたれよ。


あと、夜はちゃんと一緒に帰ったること。

アイスすっごい幸せそうに食べるから、買ったること。


Aちゃん幸せにすること。



頼んだぞ、玲於」






龍友くんは会議室を出て行った。


なんで、なんであんなに想ってるのに…。





俺は別れたほうがいいのかな、なんて少し揺らいだ。






龍友くんがAの話をしてた時、幸せそうだった。


でも、最後俺に頼んだぞって言ったとき。





俺は気づいてしまった。









龍友くんの目には涙がたまっていた。







.









くっそ、俺よりもはるかに龍友くんのほうがAを知ってた。


でも、惚れた女だから。




簡単に手放したくないんだよ…。









そんな思いを抱いて、帰り道を歩いた。



















家に帰ってからずっとボーっとしてて、そんな時龍友君からの言葉が頭によぎった。



「夜はちゃんと一緒に帰ったること。」



この言葉に少しの違和感を抱いたけど、


はっとして、Aに電話を掛けた。









プルルルル…



『もしもし、玲於くん?』


「今仕事終わり?迎えに行く」


『あ、大丈夫だよ!今、大樹と一緒に夜ご飯食べてるから』




大樹…


二人が同級生で仲良しってことも知ってるけど、さすがにちょっと妬く。






「俺も行ってい?」


『私は全然いいけど…ちょっと待ってね』




電話の向こうからかすかに玲於くんも一緒にいい?っていう声が聞こえる。


龍友くんのことで頭がいっぱいで空腹を感じていなかったけど、



今更になって感じてきた。







『いいって!結構前に、玲於君とメンディーさんと来たお店いる!』


「ん、わかった」




そういって切った。

大樹にも俺のもんってわからせねーと。









俺にとって彼女はすっげぇ大切で、たった一人の存在だから。
















レストラン ((;restaurant



いらっしゃいませーの声に迎えられると、

店員にAたちがいる所へ案内してもらった。





「玲於くん!!」

『玲於くん、お仕事お疲れ様!』






そんな笑顔でおれは一瞬にして疲れが取れてしまう。

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設定タグ:数原龍友 , 佐野玲於,佐藤大樹 , GENERATIONS   
作品ジャンル:タレント
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加恋(プロフ) - 大樹くん最高すぎて泣きそう (2021年1月1日 15時) (レス) id: 2e418c8a08 (このIDを非表示/違反報告)
Kas(プロフ) - ちーーさん» ありがとうございます!!これからもよろしくお願いします! (2019年1月19日 20時) (レス) id: 841873fbf3 (このIDを非表示/違反報告)
Kas(プロフ) - あきさん» ありがとうございます!! (2019年1月19日 20時) (レス) id: 841873fbf3 (このIDを非表示/違反報告)
ちーー - 続きめちゃきになります!まってます! (2019年1月14日 0時) (レス) id: c05d53fa4c (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - つつ゛ききになります! (2019年1月13日 21時) (レス) id: 14702f8eae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼 空 | 作成日時:2018年12月6日 23時

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