妹ちゃんの愛され便り (ページ26)

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現在、11:20

二宮Aは電車に乗ってます。。

ちらっと隣の人のスマホを覗くと、YouTubeを見てる模様。

もしかして私のも聞いてくれてたりしないかなぁと思いつつ、

今度はバレない程度にじっと隣のスマホを見つめる。

あ、

新曲じゃなかったけど、

Lisyyさんの聞いてくれてる！

嬉しくてにやにやしそう。

でもここはぐっと堪えて、降車駅に着くのを待つ。

「次はー○○駅ー」

あ、着いた。

割と電車が混んでるから降り損ねないように、

人と人の間をぬいながら、素早く降りる。

ちなみに今は、

発表したばっかりの新曲について今後のことを話し合うために事務所へ向かってるところ。

たった数時間前の出来事だからあんま実感湧かないけど、

メディア出演のこととか決めなきゃ行けないらしい。

話し合いのことを考えながら歩いていると、あっという間に事務所に到着。

予定してた会議室に入ったのはいいんだけど、

「なんで智くんが居るの？」

事務所のお偉いさんとお話中の智くん発見。

あなた、所属事務所間違えてません？

うちはジャニーズじゃないですよー？？

智「あ、Aだー！」

満面の笑みで

私の混乱のなどどこ吹く風の智くん。

「どうしたの！？」

智「あのね、Aとの同居の許可もらいに来た。」

ん？

何言ってんだこいつ

「智くん？頭大丈夫？」

智くんは私が割かし真面目な顔してそんなこと言ったからなのか、

少しぷぷっと笑いながら、

智「うん大丈夫だよー。

Aの家に住みたいから、まずは事務所からと思って伝えに来た。」

いや、まずは私に言えよ！

というごくごく普通の私の考えは智くんの頭の中に浮かぶことは無かったらしく、

ｽﾀｯﾌ「Lisyyさん、お付き合いすることは悪いことではないと思いますが、

くれぐれも週刊誌には注意してくださいね。」

いや、冷静な顔して何言ってるんですか。

智「はい！」

ああ、またややこしいことになっちゃったよぉ