【銀魂】沖田兄弟の受難【男主】

3話 ページ4

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『あーあ。今日はツイてねーわ』

「それ俺の台詞だわ。
つーかお前、マジでなんなんだ」

『あん？俺ェ？』



自らに指を指しながら問いかけるそいつ。

逆にお前以外誰がいんだよ。

しっかしコイツ、見れば見るほど沖田くんに似てやがんな。整った顔付き、亜麻色でストレートの髪…………なんかムカつくわー。




『お前総悟の事知ってそうだしもういいか。俺な、総悟の兄貴』

「……うん。途中から薄々気付いてたわ」



沖田くんが2体に増えるなどとそんな事は考えたくなかったが、今んとここいつにはＳの欠片も見えない。どっちかっつーと俺に近ェ感じ？

内心ほっとしたような気持ちになったが、まだ安心してはいけない。沖田くんも沖田くんの姉貴も、何かしら見た目にそぐわない何かを持っていた。注意しねーとな。

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