【wrwrd!】ぶりっこ系悪女…とでも思った？ (ページ3)

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［ｕｔ］

春休みも終わり新しい一年が始まる
生徒会としてしっかりと頑張らなくては…いや、こんなキャラちゃうし僕

あーあ、クラスのメンツ結構良かったらええなぁ～

特に！紗雪と一緒になれたら泣くわ
ホンマこればかりは祈るしかないなぁ…

そうこうしているとクラスの発表されている掲示板の前にたどり着く

えー…俺のクラスは、と…

お、2-Bか…て、

……え、ま、マジか、ね願いが、届いたぁぁぁぁぁぁ！

よっしゃ紗雪とおんなじクラスか！

1人ガッツポーズをしてにやけていると後ろから「わっ！」と背中をバシッと叩かれ脅かされる
その後ろを見ると

「…あ、紗雪やん…驚かさんとってや…」

紗「ふふ、ごめんごめんなんかニヤニヤしてるなーっておもって」

綺麗な紫っぽい黒髪のちょー美人ちゃん、紗雪がいた
彼女は俺と同じ生徒会メンバーの紅一点、ファンクラブまでできるほどの超人気者

うーん…やっぱホンマかわええわぁ好き

「あ、そや紗雪、今年俺とおんなじクラスやで…あ、シッマもおったわ」

紗「え、マジ？コネちゃんと同じとかめっちゃ嬉しい～！」

「え、僕はぁ？！」

紗「アハハ、もちろん大ちゃんもだよ！」

そう言い無邪気に笑う目の前の紗雪

だが、クラス発表の紙を見ているとふと、とある名前が目に入る
横にいた紗雪も気づいたらしい、表情が一気に暗くなっていた

“早乙女 A”

この学校でめっちゃ有名なぶりっこで気に入らん他の女子をいじめているといくつも苦情がきとる
注意しても「私ぃそんなことぉしてぇないもぉん」言うて一向に直そうとせぇへん
でも成績むっちゃ良くて顔も良くて…悔しいけど俺よりも全面的にええから、そんなことしとるなら…とかそういう文句が言えへんのよな

因みに俺の横の紗雪も被害者やで
「あんたさぁ気に入らないんだよね、あの人たちに近づかないで」
って言って一時期いじめられていたっていっとった

ホンマにこいつと一緒とか最悪すぎるやろ

「…紗雪、無理せんといてや…なんかあったら俺とか他の奴に言ってな、そしたらあいつすぐにでも追い出したるから」

紗雪に向かってはっきりという
でも彼女は若干辛そうな顔をしながらも「別にいいよ」と、笑って言った

…紗雪、優しすぎるわ…

ホンマ好きな子が天使すぎてつらい

紗雪傷つけようとする奴は絶対許さへんからな…

あ、ほら今日もあそこで俺らの兄さんに話しかけとる

ホンマひねり潰したいわぁ