見習いってだけで… (ページ14)

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狐コンコンページ14

ふわふわの毛、そしてその毛は綺麗にブラッシングされている事を一瞬で分かってしまうほどサラサラである

あぁぁ！撫でたい！めっちゃ撫でたい！

貴「き、狐さ～ん…おいで～」

狐「……」

だめだ。全然こない、
……よし！

貴「る、ルールルルルル～」

これ、狐呼ぶ時にやるやつって婆ちゃん言ってた！
多分！

テトテト

キタァ！

そして私の手に…

スリスリ

めっちゃ擦り寄って来てくれる！
あぁ～めっちゃ可愛い～
ここは天国かな？天国だよな！

狐「クゥ～ン」

っと、いけないいけない、此奴はどこからやって来たんだろ？

貴「お前、
こんのすけじゃないな…」

こんのすけはこんなシンプルな見た目じゃないし、
第1喋る、…余計な事までな！

貴「って事は…鳴狐って刀の狐か…」

あれ？鳴狐のお供の狐って喋らなかったっけ？

貴「…っま良いか～」

細かい事気にしたって仕方ないよね！

狐side

やや！これなるは、私鳴狐のお供の狐でございます！
今は鳴狐に秘密でこっそりと見習い殿の本性を調べるべく離れにやって来てるでございます！

一応、喋る事は控えておりますが
この見習いにバレてしまうのも時間の問題でしょう、
それでも、鳴狐…いや！この本丸を守るため、私めは、頑張らせていただきますぞ！

数分後

なでなで～
アウゥ～♪
こしょこしょ
そこはダメでございます～

この見習い、なかなかやりますね！
鳴狐と同じほど、撫でるのがお上手でございます！

しかしまあ、どうしてあのルル～の掛け声に惹かれてしまったのでしょう？

おっと、話が逸れてしまいました、

この者は信じて良いのでありましょう…

だって…

こんなにも撫でるのがお上手ですもの！！！

程よい力加減！
気持ちよく良いところを的確に撫でてくる！
そしてこの手の温かみ！
どれも素晴らしく、思わず見習いの膝に入り浸ってしまいそうです～

貴「ウリウリ～」

ハウゥゥ～
もうここから動きたくないでございますよう～

貴「良い毛並みだね、随分手入れしてもらってるみたいだ…」

やや！見習い殿もこの毛並みノ美しさが分かるのでございますか⁉

貴「……ほえ？」

……あ、つい喋ってしまいました、