視力 ページ24
うーん、見えん。
弟｢おい兄者！｣
兄｢HAHAHA、甘いですよ弟者くん｣
ホテルに荷物取りに行くのに治るまで時間が必要なため、家で安静にしている私。
やることなくて暇すぎるのでソファに座って楽しそうにテレビゲームをしている弟者さんと兄者さんをソファの後ろからじぃっと見ているわけだが、
見えん。
兄｢いぇーいまた俺の勝ち〜｣
弟｢っくそぅ、今のは無しだ無し！｣
兄｢なんでだよぉ(笑)｣
画面が見えん。
正確には画面の文字が見えん。
目が悪いため普段はコンタクトレンズと眼鏡をうまいこと併用しているのだが、お面をつける時はコンタクトをつけない(はっきり見てしまうとSAN値削られるような場面もあるため)
しかし現在、現場から直接ここに来てしまったため視力を矯正するものがなく、文字がほとんど読めない状態なのだ。ちなみに近視。
尚、人の顔や身体的特徴、物体の輪郭、色などは把握できるためそれほど問題はない(ただしどれもぼやけて見える)
弟｢あーもうやめだ！(笑)あ、次Aさんやってみ...ってなんか怒ってる！？｣
『...あ、はい？』
兄者さんには勝てないと踏んだのか私に話を振ってくれた弟者さんだったが、私の顔を見て慌てた様子を見せる。
一瞬なんのことだか分からなかったが、おそらく私が画面見えなくて目細めてたのが怒ってるように見えたんだろう。
弟｢寝起きの兄者みたいな顔してるよ！？｣
兄｢どういう意味だコラ｣
『え？あぁ、私目悪くて今コンタクトもしてないんで文字見えないんですよ。あと呼び捨てで大丈夫です』
寝起きの兄者さんみたいな顔ってどんな顔だよ。そんな怖い顔してんのか私。
弟｢あ、そう？ていうか目悪かったんだねぇ｣
『そうなんですよ。お二人も眼鏡ってことは目悪いんですか』
弟｢そう。ゲームのやりすぎ(笑)｣
兄｢眼鏡ないとやってらんないよ全く｣
ふふっと笑う弟者さんとやれやれと言うように首を振る兄者さん。彼ら2人は眼鏡族なのか。
弟｢あ、でもおついちさんは目良いよ｣
兄｢あの人は他の星から来たから｣
弟｢おいナ〇ック星の話はやめろ(笑)｣
...なるほど、おついちさんは他の星から来たから目が良いのか(チガウ)
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作者名：Alice:A | 作成日時：2019年7月24日 0時
