今日も、これからも。【2BRO.】 (ページ19)

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質問しますページ19

兄｢で、早速だがあんたのこと聞いていいか｣

ご飯も食べ終わって一息ついた頃。

兄者さんからそう切り出された。

『やです...そう言ったら？』

兄｢そうだなぁ...無理にでも聞く？｣

『物騒ですね...』

兄｢でもその身体じゃ帰れねぇだろ？おっつんにお姫様抱っこされるくらいだもんな(笑)｣

『やめてください...』

ははっと笑う兄者さん。こうして見るとこの人たち普通の人なんじゃないかって思う。

『...答えます。聞きたいことなんでも。その代わりそっちもこっちが聞きたいこと答えてくれるなら、ですけど』

兄｢ほぉ？中々の要求じゃないの｣

『それが無理ならこっちも無理です』

弟｢あくまでフェアにってことかぁ。いいんじゃないの兄者｣

お｢うん、俺も賛成。素性も分からない奴置いとくよりリスク負ってでも知る価値あると思う。特にこの子は｣

兄｢そう？じゃあはい、先聞きたいことあればどうぞ｣

意見はまとまったようだ。

兄者さんから質問を促される。

『うーん...まず、皆さんの名前を教えてください』

弟｢弟者でっす！｣

兄｢兄者でーす｣

お｢おついちでございます｣

おっと流れるような挨拶。

じゃなくて。

『そうじゃなくて...本名で』

弟｢いやぁ、俺たち普段からこの呼び方だからなぁ｣

兄｢俺電車ん中とかでも普通にこれで呼んじゃう(笑)｣

『なるほど...？じゃあ弟者さん、兄者さん、おついちさん、ってことでいいんですかね？』

お｢それでいいよ。俺たちもそうだし｣

普段からそうなんだ...。あだ名的な...？

『分かりました。じゃあ...えっと皆さんおいくつなんですか？』

弟｢もうすぐ30代！｣

兄｢こいつの6つ上｣

お｢兄者くんの4つ上｣

んと、弟者さん+6で兄者さん、さらに+4でおついちさんだから...

『え"、おついちさん最年長なんですか』

お｢そうだよ悪いか(笑)｣

『いや見た目が若いので弟者さんと同じかそれよりちょい上くらいかと...』

お｢よく言われるわー｣

兄｢俺遠回しにおっさんって言われてる？｣

お｢皆おっさんだわ｣

えぇ...意外。兄者さんが最年長なのかと思ってた...。

『じゃあ、次。兄者さんと弟者さんは名前からして兄弟なんですか？』

弟｢そうだよーちゃんと兄弟だよ｣

兄｢残念なことにな...｣

弟｢おっ前、残念って言うなよ！(笑)｣

『仲良いんですね...あれ、じゃあおついちさんは？』

お｢僕はまぁ彼らの叔父さん的ポジ？｣

いや、どちらかと言えばお母さんだな。