今日も、これからも。【2BRO.】 (ページ18)

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おついちママ... ページ18

あんたかよ！！！と言いたくなるようなおついちさんの台詞。

どういうカミングアウトですか？｢僕なんだけど(ドヤ)｣ってことですか？？？

『やっぱ行かないです...』

お｢えぇ～仕方なくない？あなただって弟者くんの腹に1発入れてたでしょ｣

『あれは仕方ない』

お｢そーいうコトだよ！はい、じゃお詫びに運んであげるから...よいしょ、っと...軽いな、ちゃんと食べてる？｣

『食べてます！だから降ろしてください！ねぇちょっと！！』

俗に言うお姫様抱っこで抱き上げられる。

切実に降ろして欲しい。ほんとに。

お｢リビングでちゃんと降ろしてあげるから(笑)｣

そう言うと器用に扉を開けた。

＊

扉を開けた先には広々としたリビング。大きなテレビにこれも大きなソファ。ゲーム機なんかもいっぱいある。

ソファの隣にはキッチンに面したダイニングテーブル。テーブルには2人の男性が席についてご飯を食べていた。

兄｢おうおっつん、遅せぇから食べ始めちゃったよ｣

弟｢おついちさん麦茶切れてたから作っといた｣

片方は無造作に青い髪を後ろに流した髪の毛長めの眼鏡の男性。

もう片方は短めの赤い髪の毛に髭の生えたこれまた眼鏡の男性。

...兄者と弟者？

お｢説得に時間かかっちゃってね。あ、弟者くんありがと。えーと、こいつら、青い方が兄者、赤い方が弟者ね｣

『あ、はい』

兄｢つーか何、お姫様抱っこなんてしてんの？｣

おついちさんの説明になるほどやはりかと1人で納得していると兄者さんからツッコミが入る。

そうだ、早く降ろしてもらわねば。

『降ろしてください早急に』

お｢はいはい(笑)よっ、と...ここ座ってね、どうぞ｣

椅子を引いてもらい、そこに座る。位置的には正面に兄者さん、斜め向かいに弟者さん、隣におついちさん。

お｢はい、じゃ遅くなっちゃったけど僕らも食べよっか。いただきまーす｣

『いただきます...』

まだ暖かいスープパスタ。一口食べてみる。

『...美味しっ』

お｢そう？なら良かった｣

ふふっと笑うおついちさん。この人お母さんみがあるな。

胸にじんわりと広がった温かさは、スープパスタのせいってことで。

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ここからギャグ線に走るんや...(遠い目)