今日も、これからも。【2BRO.】 (ページ16)

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あ、どうも...。ページ16

ゆるりと意識が浮上する。

眠い。すごく眠い。

あー...このシーツ肌触りいい...好みだ...。
布団もいい感じにふかふかだ...。

『んー...気持ちい...』

もっかい寝よ...。

...待てよ。私寝る前どうしてたっけ...

ぱちり。

目を開ける。

ここどこだ。

？｢そんなにベッド気持ちよかった？｣

声がした方を向くと、緑の髪の人。

？｢おはよう、“狐”さん｣

『っ！！』

思わず布団を手繰り寄せる。
ファインディングポーズ、いつでも戦える。

お｢おーおー、可愛い反応するじゃないの(笑)あ、自己紹介まだだったよね、知ってると思うけど一応。僕はおついち。team 2BRO.の一員です。...そんな警戒しないでよ、何も取って食いやしないからさ(笑)｣

けらけらと笑うおついち。team 2BRO.のって言ってたから私が戦ってた人と同一人物なんだろうけど...。

『...ここどこ』

お｢ん？ここ？ここはねぇ、僕たちのアジト！...って言っても兄者と弟者の家でもあるんだけどね｣

おぉっとこれはピンチでは？絶体絶命なのでは？むしろもう命はないのでは？？

お｢待って待って、落ち着いてよ。君が気失って倒れちゃったから連れて帰ってきたんだよ！傷も酷かったしね。だから感謝こそされど憎まれる覚えはないと思うんだけどな？｣

おついちの言葉にふと自分の身体を見てみる。
確かに絆創膏や包帯でしっかりと止血してあるし、傷も一つ一つ消毒してあるようだ。

嘘はついてないっぽい。

『...えっ、と...ありがとう、ございます。おついちさん』

お｢おぉう、礼儀正しいじゃないの。ちょっとおじさん戦ってる時とのギャップにびっくりしてるわ｣

『敵じゃないならいいんです。助けてもらっちゃったみたいだし。...ちなみに私のお面どこですか。あと銃とナイフも。ついでにこのTシャツぶかぶかなんですけど誰のですか。ていうか私の服どこですか。脱がせたんですか』

お｢うん、待って待って。一つずついこうか。まず工場で君が倒れたから、兄者がここまで運んでくれた。で、傷だらけだったし弾とかも当たってたから手当てしなきゃってことで服脱がさせてもらいました。ちょっと見ちゃったけど不可抗力だから許して｣

『やです』

お｢お？今のは許す流れじゃないか？(笑)で、その時ついでにお面も取っちゃいました。普通に邪魔だったし。武器類はそこの棚。そのTシャツは僕のです。兄弟は僕より身体おっきいんでね、まだマシかなって｣

なるほど。