4度目の人生､光と影の話｡【暗殺教室】【男主】

青 ページ19

俺は様子見程度に3つクナイを作って羂索目掛けて投げ飛ばす｡

あっさり避けられたクナイはバリアを通り抜けて奥の木に刺さる｡

トントントン､と連続した音が聞こえる｡


「呪具の創造が速いね｡暫くの間に腕を磨いたかな」

『黙れ､ゴツイメロンパ○ナちゃんの癖に』

「煩いその口をまず閉じてあげようか」

『無理､俺口から生まれてきたから』


甚爾さんの呪具庫呪霊みたいにオエﾞって｡←

もちろん嘘です｡ちゃんと普通の人間としての生まれ方してきました｡人間です｡Not 呪霊｡

呪霊操術という取り込んだ呪霊を好きに操れる術式を持った夏油に住み着いた羂索は自分の術式により夏油の術式を使える｡

ポコポコ出してくる低級(1級)呪霊を刀で祓いながら羂索の間合いへ近寄る｡


「さすが青彼岸 翠月だ｡なら､これならどうかな??」

『やだ､呪霊ハーレム…?!』


羂索が手をかざせば俺をかまくら型に囲い現れる呪霊｡低く見積っても準1級以上が数十は｡

声を高くして乙女を思わせる態度を取ったら呪霊の壁の奥で「キッショ」とか聞こえた気もするが聞こえなかったフリをする｡

あーあー!!聞こえへーーーん!!!!(必死)


『よっ､と』


仕込み刀を出して地面に両手を着き勢いを付け足を回転させる｡

視界が晴れて胡散臭い笑みを称える奴をしっかり捉え確実に首を狙い刀を振ったが､重たそうな格好の割にまた軽く避けられた｡

…ら､なんか反射で出た足が頬にクリーンヒット｡


「､まさか足が来るとは思わなかったよ｡予備動作無しとはね」


あの､違うんです､気付いたら出てて…()

ガラの悪さが出てる気がするが折られるどころか攻撃として成り立ったので良し｡

距離を取って刀の切っ先を向ける｡間合いに入りすぎても動きにくいのに加えて逆に相手も俺の間合いにいる事になる｡

羂索を見てふと気になった｡


『アンタ俺ん事見てすぐ"青彼岸 翠月"って気付いたやん｡なんでなん??』

「簡単さ､青彼岸 翠月と同じ呪力が漏れ出ている｡きっと他の呪力は抑え込んでいるんだろうけれど」


羂索の見立てとしてはその呪力は呪霊さえも見えない量しか無い､だから俺が呪力を隠している､とそういう事らしい｡

正解やわクソが(キレ)

羂索は指を1つ立ててあくまでも仮説だとしてそれを語り始めた｡


「考えられるのは2つ｡1つは単純に抑え込めていない」


もう1つ足して｡


「もう1つは…

呪力が脳に集中している事から"何らかの事情"で脳が焼き切れない為」

らしい→←不穏分子

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