体育祭始まり ページ29
「ラジオ体操始めー」という朝礼台に立つ体育委員の声から始まりを告げた体育祭。
早速始まった女子100m走はクラスの中でも身軽な岡野さんと片岡さんが陸上部等を抑えて1位、そして2位でのゴールイン。
そして俊足が集まるが故に思ったよりも早く出場者がトラック内に入った男子100m走は俺と…
タコ「ふぉぉカッコいい木村君!!もっと笑いながら走って!!」
クラスの俊足、木村の2人。
俺が耳が良いのもあるかもしれないが第1走者の木村が近付いてくるとこちらにまで聞こえる歓声を上げる殺せんせー。
殺せんせーは上着やらなんやらで殆ど姿を隠して一眼レフ片手に荷物や皆に隠れてこっそり観戦中。
その親バカならぬ教師バカな殺せんせーは皆に若干(隣の速水さんにはかなり)引かれてるが気にしていない様子だ。
気にしようぜ…??()
〈なんとA組が2位でゴール!!こんな展開あっていいのかー?!〉
そのタイミングで木村がゴールテープを切る。
普通にE組が1位と言えばいいものを態々言わないのはもはや恒例なのでもうどうとも思わないが。
次俺かぁ…ギネス記録ギリギリ攻めるわ。←
出番が回ってきたので皆は腰を上げて先生の元へ指示を聞こうと集まる。
当然…といっては何かを失うような気がするが第1レーンはA組の陸上部に所属しているであろう日焼け気味な男子生徒。
その他足速いオーラを纏っている男子生徒がB組から順にレーンに入る。
「最後入れよ。1番奥だからな」
『はい』
言わなくても分かるものを態々奥だからな、と言う先生にレーンに向かいつつ返事をしながらハゲる呪いをかけておく。←
近々ハゲになりますよーに!!(ニッコリ)
…さて、話は変わるがもうお忘れだろうが前も少し弥が零していた事を覚えているだろうか。
実は弥が借り物競争のお題を決めるだのという話をしたあの後、弥は俺に自信満々に、何故か誇らしそうにこう言ったのだ。
─────
弥「若の人気って1、2年生後輩には3年がなんでファン居らんの??ってくらい凄いんですよ!!」
『俺なんかしたっけ』
学秀「確信犯の翠月が言うんだから相当だな」
『おい学秀????』
弥「いや、僕が布教したんで」
「『お前か』」
─────
弥は2年生や1年生にもそのスペックの高さや見た目の可愛さから相当な人気がある。なのでコイツが布教なんてしたら…
まぁお察しだ(白目)
素顔は知りませんからね!!と言っていたがそんなもんどうでもいい。
俺はトラックの外に踏み出した。
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トカ - 時の流れ?なんやそれ、どういうこt、、、あーーーーーーー← (2月6日 17時) (レス) @page50 id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - あ、、、、、成程、ね、、、本当に時の流れって残酷だよね、、、 (8月20日 14時) (レス) @page50 id: 0336b46ae5 (このIDを非表示/違反報告)
June(プロフ) - 蝶々さん» ありがとうございます〜!!ここまででも長いのにこんなところまで読んでくれてありがとうございます😭 (2022年2月11日 21時) (レス) id: e44cb7722c (このIDを非表示/違反報告)
蝶々 - 超絶面白いです!この作品すごい好きです! (2022年2月11日 21時) (レス) @page22 id: 11b1ad38fd (このIDを非表示/違反報告)
June(プロフ) - (`・ω・´)さん» 分かって頂けましたか?!良かったです。。。 (2021年12月23日 13時) (レス) @page50 id: e44cb7722c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:June | 作成日時:2021年11月4日 21時