4度目の人生､慣れてきた話｡【暗殺教室】【男主】

身内 ページ35

「かゆい」


背中を向けたまま､そいつはぼそりとそう言った｡
その声1つで皆の動きが止まる｡


「思い出すとかゆくなる」


ポリポリと頬を掻いて言葉を続ける｡

これがきっと寺坂の将来なんだろうな…クラス公認だし､と失礼な事を考えながら傍観｡


「でも､そのせいかな」


じゃらり､と比較的軽い物同士がぶつかって押されて移動する音がする｡


「いつも傷口が空気に触れるから…感覚が鋭敏になってるんだ」


バッ､と数十個ものボタンが宙を舞い､もちろん重力に従いそれがボトボトと落ちてくる｡

皆が驚いて止まっていた体が思わず固まる｡


「言ったろう｡

もともとマッハ20の怪物を殺す準備で来てるんだ｡

リモコンだって
超スピードで奪われないよう予備も作る」


横顔が見える｡

ストレスで掻き続けたのだろう､頬にしっかりと刻まれた三本の線が､はっきりと｡



「うっかり俺が倒れ込んでも押すくらいのな」


うっかり倒れ込むなよ､締まんねぇな()

聞き覚えのある声がする｡でも正直あんまり覚えていないとか言えない｡←

然し確かなのは前よりも､ずっとずっと､邪気の孕んだ声であるという事｡


烏間「…連絡がつかなくなったのは────3人の殺し屋の他に"身内"にもいる」


烏間先生がいつも厳しい眉間にいつもの数倍皺を寄せてそいつを睨んだ｡

烏間先生の"身内"…それは血の繋がりのある方ではなく､"仕事仲間"､同じところに属している人間のことを指す｡


烏間「防衛省の機密費────暗殺に使うはずの金をごっそり抜いて…俺の同僚が姿を消した」


烏間先生の身内､そして同僚で､俺達が会った事､俺達に会った事のある人｡

そして皆に危害を与えようとした人｡


烏間「…どういうつもりだ」


ギシリと椅子が軋んで､振り返ったその顔｡

それでは烏間先生に呼んでもらいましょう｡←??

貴方ホントに寺坂の血縁者とかそういうんじゃないんですか??←

それとも某青いネコ型ロボットによって連れてこられた未来の寺坂なんですか??←


烏間「鷹岡ァ!!」


ごめん､烏間先生｡それネタ??(((

目をギョロリと光らせて､足を大きく広げて､きしょ…気持ち悪く笑う男｡(隠せてない)


鷹岡「悪い子達だ…恩師に会うのに裏口から来る｡父ちゃんはそんな子に教えたつもりはないぞ」


これどうでもいい話だけど､書いてる時に寺坂､寺坂言いすぎて作者､鷹岡を寺坂って表記にしてた｡←

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