鬼才の戦国狙撃手 の段 ページ12
律希「ただいまー。ってあれ、Aまだそれやってたの?早くお風呂入ってきなよ。気持ちよかったよー?」
委員会見学の日の夜。
私は、みんながお風呂に入っている中、自室で黙々と自分の火縄銃を磨いていた。
A「うん、あとちょっとで入る。」
明日は委員会もないので、放課後は火縄銃の練習に励む予定だ。練習する前日とその後は、必ず手入れをするようにしている。
手入れはきちんとしないと、真の力は発揮できない。心を込めて磨けば、銃と自分は自然とひとつになる。そうして初めて、自分の思うような弾が打てる。
これは、私の父が教えてくれたことだ。
8歳で、初めて火縄銃を持たせてもらった。あれからずっと、私は父の教えを守って、銃を磨き続けている。
律希「あー、疲れたー。今日の委員会見学どうだった?うちは大変だったよジュンコがどっか行っちゃって。」
同室の律希は布団の上で伸びてしまっている。今日のジュンコ捜索はそんなに大変だったのだろうか。
A「えー?今日?今日は、お饅頭が美味しかったです。以上。」
律希「もー、何さそれ。学級委員長委員会何もしてないじゃん。このお茶飲みサークル!!」
A「いつもどっかの委員会が逃がした動物やらジュンコやらを一緒に探してあげてるのは誰だと思ってるんですかー?」
律希「うっ……反論の余地なし……」
A「じゃあ、私もそろそろお風呂行ってくる。」
そう言って私は部屋の外へ出た。
春とは言えど、夜はまだまだ肌寒い。早くお風呂に入ろう。
A「はぁー、いいお湯だった〜。」
ガタガタ
部屋に入ると、律希はもう寝てしまっていた。
てかそれ私の布団だし、髪かわいてないし、掛け布団かけてないし、何やってんだか。
A「まったく……」
しょうがなく、私は押し入れから律希の布団を引っ張り出し、律希に布団をかけ、教科書を片付ける。
私も最近委員会や勉強続きであまりよく寝られていない。今日は早めに寝るとしよう。
蝋燭の灯りを消して布団に入ると、すぐに私は深い眠りに着いた。
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ベアちん(プロフ) - たうふ★さん» コメントありがとうございます。そのお話私も描きたいなーって思ってたんです!!リクエストは順番に消化してくのでちょっと時間がかかると思うんですが、楽しみにしていてください! (2021年11月2日 23時) (レス) id: e1de9352a4 (このIDを非表示/違反報告)
たうふ★(プロフ) - はじめまして!リクエスト失礼します!夢主ちゃんが拐われて、仙蔵がボロボロになりながらも夢主を助ける(語彙力)というお話が見たいです! (2021年11月2日 20時) (レス) id: 875905f17e (このIDを非表示/違反報告)
しゅる - 久々の更新だ〜!待ってました!学園長…思い付きをやめてもらいたい…! (2021年10月26日 23時) (レス) @page46 id: 29acc038ba (このIDを非表示/違反報告)
しゅる - 私のコメントありがたい!←調子に乗るな(^言^)これから、たくさんコメントしますね! (2021年10月12日 20時) (レス) @page45 id: 29acc038ba (このIDを非表示/違反報告)
ベアちん(プロフ) - しゅるさん» コメントありがとうございます。リクエスト大歓迎です!心得ました!少々遅くなるかもしれませんが気長にお待ちくだせえ…。 (2021年10月12日 7時) (レス) id: e1de9352a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ベアちん | 作成日時:2021年7月19日 14時