あの音を掴んで。【ヘタリア】

17曲目。 ページ23

フェリシアーノ視点



















ますます部員が増える、吹奏楽部。


北伊「トーニョ兄ちゃん」

西「ん、どないしたん？フェリちゃん」


トーニョ兄ちゃんこと、アントーニョ。俺たち(・・・)の家の近くに住んでいる2年生だよ！






北伊「吹部にあの人(・・・)を誘うのを手伝ってほしいんだ…」



西「なんや、そんなことかいな。それやったら親分、喜んで協力するで！」










・








・










西「なあ、ロヴィーノ。お前、吹部に入らへん？」

北伊「お願いだよ、兄ちゃん」


トーニョ兄ちゃんと一緒に声を掛けに行ったのは俺の双子の兄・ロヴィーノ。









南伊「お前ら、いきなり俺を呼び出してそれかよ、このやろー…。







おい、馬鹿弟！俺は吹部に入るつもりはないって言ったはずだぞ、ちくしょー！」





北伊「なんで⁉

兄ちゃん、あんなに音楽が好きじゃん！



ねぇ、兄ちゃ、ん…」






南伊「うるせー、お前には分からない。もう俺はあの頃(昔)のようにはなれねーんだよ！」ﾀﾞｯ



そう言った瞬間、兄ちゃんは走り去っていった。





北伊「待ってよ、兄ちゃん！」

そう言って追いかけようとした。





西「今追いかけんのはあかん。フェリちゃん、ここは耐えるんや」



トーニョ兄ちゃんが俺の肩を掴んだ。


北伊「なんで…。だって！」

西「フェリちゃん、ロヴィの気持ちも考えたって」


トーニョ兄ちゃんの顔は見えなかったけど、俺の肩を掴むその手は細かく震えていた。








・








・









兄ちゃん…

いつから変わっちゃったんだろう。昔はあんなに音楽が好きだったのに。


待っててね、兄ちゃん。俺が必ず、あの頃の兄ちゃんに戻してあげるから。







ーーーーーー
初フェリ視点！

いや、公式設定(ヘタレ)どこ行った…
それに口調迷子…






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