―118 遅刻 ページ18
「噂じゃあ白蘭サマの元に下ってホワイトスペルの隊服を着てたって話だが、それも結局はただの噂か？
こうやって仲間のピンチには駆けつけるってんなら」
「そうだね
私のことすらブラックスペルの第3席である貴方に伝わってないとなると、やはりミルフィオーレはあいつの独壇場にあるってことなんだろう」
Aの言葉にガンマの眉がピクリと動く
会話が噛み合わないのはわざとだな。ボンゴレの中でも特に謎が多い雪の守護者
ガンマの顔色が変わったのを目ざとく捉えたAが「図星か」と呟くと、ガンマはもう一度狐の匣を開匣した。
「あまりよそ様の事情には首を突っ込まないことだ。長生きの秘訣だぜ」
ほとばしる雷光と共に狐たちがAに襲いかかるが、狼がそうはさせまいと大きな体で2匹を止める
あれだけ強力な匣兵器を一度収めずとも持続させることができるとは
いったいどれほどの炎を注ぎ込んだのか
「そっちは任せたよ」
さらに匣をふたつ開匣させ、片方から出てきた白いカラスに獄寺と山本を頼むと、もう片方から出てきた鎖打棒に炎をまとわせガンマに飛びかかった。
その攻撃を受け止め接近戦にもちこんだガンマの顔からは、もう笑みが消えている
目を覆っているのだから、単純に考えて目は見えていないはずだ。
それでもここまでの猛攻、油断できる相手ではない
接近戦が得意な守護者だとは聞いていたが、まさかここまでとは
すると鋭い金属のぶつかる音が連続する中でAは突然その手を止め、ガンマの間合いから飛び退き距離をとった。
「視界を奪われてさほど時はたっていないし、元々耳はよかったんだけどね
おかけでさらに耳が良くなったよ」
「へぇそうか、そやりゃあお気の毒様。ところで続けても構わないか？」
「ご勝手に。もっとも私の役割はただの時間稼ぎ、お前の相手は
「こっちだよ」
聞きなれない声と共にｶﾞｷｨ！！と先程より何倍も重い一撃
上から振り下ろされたそれを受けてガンマはカウンターをくりだしたが、声の主が素早く飛び退いたことでキューは虚しく空をかく
｢遅かったね、雲雀｣
｢…君には聞きたい事が山ほどある。栂瀬｣
｢相変わらず面倒な奴だな
私は獄寺たちを手当するから、彼は頼むよ｣
Aを振り返った雲雀は逃げるなよ、という意味をこめて彼女の名前を呼んだのに、Aは毛ほども気にしちゃいない
くるりと体の向きを変え獄寺と山本の傍に膝をおろして、2人の呼吸に耳をすませた。
｢だいぶ良くなってる、ありがとう
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po_poncham(プロフ) - 一夜さん» 長らく更新していてすみません、あたたかいお言葉ありがとうございます。ふたりとも幸せにするために頑張りますので、今後もよろしくお願いします。 (2022年2月24日 0時) (
レス) id: feaf66d49a (このIDを非表示/違反報告)
po_poncham(プロフ) - 杏音さん» 長らく更新できずにすみません、シルヴァくんまた出てくるのでお楽しみにしていてくださいませ。 (2022年2月24日 0時) (レス) id: feaf66d49a (このIDを非表示/違反報告)
一夜(プロフ) - 初めまして。ぽんかん様のこの小説がとても大好きで何度も繰り返し読ませて頂いております。トガセちゃんもシルヴァくんもとても大好きです。お忙しいとは思いますが、いつかまた更新されることを願っております。素敵な作品に出会えて幸せです。ありがとうございます！ (2020年12月26日 4時) (レス) id: a1724270ec (このIDを非表示/違反報告)
杏音(プロフ) - はじめまして。どちゃくそに好きです私..！シルヴァくんすごく好きです！！続き楽しみにしてますね！ (2020年3月14日 4時) (レス) id: 966729f8ef (このIDを非表示/違反報告)
たまご - いえいえ！ぽんかんさんのペースで大丈夫です！気長にお待ちしてます！あとTwitterフォローしてます！とってもファンです！！！ (2020年1月31日 20時) (レス) id: cfd662b50b (このIDを非表示/違反報告)
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