第36話「変化と理由」 ページ36
確か事の初めは前触れもなく
普段と桁違いに低く見せる視野の違和感は、只でさえ見慣れない景色に困惑している道中、何処かの商店街のガラス窓に映った、己の昔懐かしい姿ではっきりした。
自分の姿なんて心底興味が無かったが、だからこそわかりやすく、当時は案外すんなりと順応していた節があった。……いや今となっては全然全く何も納得していないんだが。
──"若返っていた"。なんて、理解も納得もくそもない。
生年月日諸々自分の年齢なんざ元から把握してなどいなかったが、見た目や体感を踏まえるに流石に20歳は超えていた筈だ。イトリさんとこで酒飲んでたし。
だが今はどうだ。
これだとあのアヤトの奴と並んでもそう違和感はない。
オレよりチビなくせして、顔付きからしてもせいぜい同級生ぐらいには思われるだろう。全くもって心外だ。
そしてもう一つ。
これを自覚した日には酷く困惑したが、"力の制御が困難"になった。
時折無意識に
必要以上にハトから身を潜めて生活していた分、他の
故に当時赫眼へと変化しきった右目を必死で覆い隠し、すれ違う人々一人一人を目の敵にしながら近場の薬局へと死に物狂いで駆け込んだ記憶が、まだ鮮明に残っていた。
ここに同類もいなければ、それらを狩るハトも存在しないと分かっている筈なのに。押し寄せる焦燥感からは、どうにも己を誤魔化しきれない。
…そんな成り行きで、常に眼帯を着用しなければ落ち着かなくなった。こうでもしないと、馬鹿みたいな暗示が掛からない。
矢張りこの状況を素直に受け入れきれていない自分がどこかに存在しているのだろうと、改めて思い知る。
それでも再開させた歩みは止まらなかった。
早くどうにかしました。(やべーよ成り行きでこんな設定作っちゃったけど今後の展開とか全然考えてねえよやべーよつか若返ったって何どんな原理してんだよファンタジーじみた設定は金木君の文字数)
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Acer(プロフ) - ボブさん» 見てくれてありがとうございます！それに褒めていただけてとても嬉しいです！お返事が遅くなってしまってすみませんでした…＞＜ (2020年5月31日 19時) (
レス) id: 5b56e0d54c (このIDを非表示/違反報告)
ボブ - めっちゃおもろいですね 俺は東京喰種とヒロアカが大好きなんで すごくいいなーって思いました 文作るのすげーうまいっすね 俺やったら全然分とか作らないんですげーと思いました (2020年4月28日 21時) (レス) id: 95a51c0b56 (このIDを非表示/違反報告)
Acer(プロフ) - 夏希さん» そう言ってもらえるなんて光栄です！コメント諸々ありがとうございます！ 多分次の更新がきたときは同時に続編が出ると思いますので そちらの方で引き続き目を通してくれたら幸いです。ここまで読んでくださりありがとうございました！ (2018年8月2日 17時) (レス) id: 9d909c4f1f (このIDを非表示/違反報告)
夏希 - めっっっちゃ面白いですね！！更新がすごく楽しみです^^ (2018年8月1日 20時) (レス) id: c79d085b3f (このIDを非表示/違反報告)
Acer(プロフ) - ですがこれから本編に関係のない更新をした際 文字数の関係でお伝え出来ないことが稀にあるかもしれませんが なるべく明記しようかと思います…！ 貴重なご意見ありがとうございました…！ (2018年6月10日 18時) (レス) id: 9d909c4f1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Acer | 作成日時：2018年4月27日 0時
