16話前半「逃げ続ける者」 ページ45
〜真っ暗だ。私の身体以外なにも見えない〜
〜前も後ろもわからない〜
貴「どうすれば...」
〜分からない今何時なのか何日なのかも〜
〜世界によって時間も日も違うらしいが違和感がない〜
貴「ここが私の運命...ってこと?」
〜『謎の穴』に1度入ると運命などが変わってしまうらしい〜
貴「これじゃ...独りぼっちじゃん...」
〜どうしようと思い、足を止めて泣き出しそうになった〜
貴「助けて...」
?「なに立ち止まってやがんだお前は...」
貴「...!」
〜振り返ると全身傷だらけのカラットさんがフラつきながら立っていた〜
貴「カラットさん、傷が...!」
カ「あ?気にすんな少しオリヴァー様に叱られただけだ」
貴「番人さんが?!」
カ「うっせぇ、さっさと進むぞ。時間がねぇんだ...」
貴「時間...?」
カ「ここは『暗闇世界』、『謎の穴』との関係が深い世界だ」
カ「たぶんこの世界の支配者が時間と日を変えたんだ」
カ「ここの奴は遊びとして色々仕掛けたりなんだりしている」
カ「誰かが死んでも楽しそうに笑っている『ピエロ』が住んでんだ」
貴「でもどうやって時間を変えることが」
カ「それは知らん...あ"ーまじでこの傷深い...」
貴「あの、本当にこの世界から『謎の穴』見つかるんですか?」
カ「あるけどこの状態じゃあ大分時間がかかるし、面倒だ」
カ「ただし、俺がいつも使用している近道を今回は使うぞ」
貴「近道...?」
カ「おう、この世界専用であり、俺専用でもある」
カ「ただし、これも面倒なやつだ」
〜と、話を続けていると...〜
忍「お待たせしました、カラットさん」
カ「お、はやいな」
貴「忍!なんでここに?!」
〜私が暗殺時代の後輩、忍が立っていた〜
忍「ここからは俺に任せてください」
カ「おう、頼んだぞもう時間がない、あと帰り方の説明もよろしく」
忍「はい...!」
忍「ではAさん、俺の手を取って」
貴「うん...」
〜私は言われるがまま、忍の手を取った〜
カ「A...」
貴「はい?」
カ「気をつけて帰れ」
カ「それと...」
..
...
〜カラットさんは私と忍の背中を押して〜
〜カラットさん専用の道を通った〜
〜カラットさんは〜
カ「さよなら」
〜と笑っていたが、どこか悲しい顔をして言った〜
16話後半「戦い続ける者」→←次回の予告Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
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作者名:キリ(6人格) | 作成日時:2017年8月17日 14時