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あの日から1週間が経った。



あれから、私は考える余裕もなく未だに決断が出来ていなかった。




そんな時、切島くんと上鳴くんに会うことになった。



突然、切島くんから連絡がきたのだが
すごく言いにくそうに話したいことがあると言ってきた。



勝己についてのことらしい。




私は、不安と嫌な予感しかなかったが
聞いておいたほうがいいと思って承諾した。




それが今日なのだ。




私は時間に間に合うように準備をして外へ出た。




今日の天気は太陽が輝いている猛暑日で、私の心とは正反対だ。




まるで、私を嘲笑っているようだ。




ここでグズグズしているわけにもいかない。




「早く行って、早く帰ろう。」




そう心に決めて私は歩き出した。





inとあるカフェ



ドアを開けると、赤い髪色と黄色の髪色が店の奥の席の方に見えた。



店員さんに、連れて行ってもらうと
半年前に会った頃と変わらない笑顔で席を促してくれた。




「おっA!久しぶりだな!!」



「久しぶりだな!元気してるか?まーとりあえずここ座れよ!」




「2人とも久しぶり。私は元気だよ!」




まーちょっと嘘だけど。




「その割には顔色ちょっと悪くね?」




ファンデーションで隠したんだけどやっぱばれるよね。




「そう?最近ライブの準備で忙しいからね。」




「だから、あんまり寝てないんだよねー。」




「それ以外にもあるんじゃねーか?」




「例えば、爆豪と上手くいってないとか。」




切島くんと上鳴くん事情知ってるな。




「ご名答だよ。てか、そのことについてなんかあるから呼び出したんじゃないの?」




「そうだよ。Aが聞いたら悲しい思いすると思って黙ってたけど、言わないともっと悲しい思いをするんじゃねーかと思って今日呼び出したんだ。」




「切島くんは優しいね。それに比べてどこかの上鳴くんはどこ見てるんですかー?」




「え?Aの足だけど?」




「シンプルに変態だよね。」




「変態じゃねーし、ただ、Aの足綺麗だなと思って。」




「それはありがとう。けど、他の女の子にはしないようにね。」




「え、Aもしかして俺のこと…」




「違うし。女の子に変態がられるよってこと。」




「そういうことな。」




「で、切島くん話ってなに?」




「それはだな。」




「ちょっと待て、切島。今のAにはダメージが大きいんじゃね?」




勝己は一体どんなことをしたのだろうか。

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小杉 - 続き楽しみにしてます。 (2021年12月13日 18時) (レス) id: 01c1702983 (このIDを非表示/違反報告)
895(プロフ) - はじめまして!とても続きが気になっていてずっと更新楽しみに待っています! (2021年10月15日 6時) (レス) @page32 id: 3df3c77abb (このIDを非表示/違反報告)
茶畑 - レイさん» この作品を好きなってくれてありがとうございます。長らく更新できずすみませんでした。 (2020年12月27日 11時) (レス) id: cdba7d3fe6 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - この作品大好きです!更新楽しみに待ってます!! (2020年12月5日 1時) (レス) id: d87e221303 (このIDを非表示/違反報告)
茶畑 - あーやんさん» コメントありがとうございます!おもしろいと言ってもらえて嬉しいです!!励みになります(≧∀≦) (2020年11月20日 20時) (レス) id: a10e21df5a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茶畑 | 作成日時:2020年5月22日 14時

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