エンマ大王様の最強の護衛は秘書的存在です

五 ページ6

『敵の人数』



部下2「はい、少なくとも二百人ほど...」





『二百人...日に日に敵の数が増えてるな。』






やはり若様や大王様を狙って...







『行くぞ...』




部下2「ハッ！」






戦場に立って血に汚れるのは俺だけでいい




若様に指一本触れさせない！








「ヒャッハーーもうすぐだ！」



「本当に生まれたんだろうな？」



「お前も聞いただろ？あの泣き声をあれは絶対に生まれた！」





『誰が生まれたって？』





「だからエンmゴフッ！？」





蹴りを食らわせてやった





「なっ！いつの間に！？」




『悪いな、大王様と若様に手を出したこと

地獄で後悔しろ』



ザシュッ！









ポタッポタッ


「ｳｯ...や、やめてくれ...頼む...」




『これが使命でな、来世でもお元気で。』




ザシュッ





『......やはり慣れないな、これ。』





何百年もこの戦場に立って来たけど...




今日も沢山殺めてしまった。






もし若様がこんな俺を見てしまったらどう言われるだろうか






本当情けねぇな、俺。








もう夜か



今日は綺麗な月が出てるな





汚れのない輝き






俺とはまったく違うな

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