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智洋side
目が覚めると、家のベッドで寝ていて隣のリビングのソファに照史が寝てた
照「ん…あぁ、神ちゃんおはよう!
ごめん、昨日仕事から送ってそのまま寝てもうた…体調どう?」
智「ちょっとまだフラつくけど…昨日よりはマシかな?」
照「そか…神ちゃんちょっと1週間くらい休んだら?」
智「やから……」
言いかけて気づく、それもこれも全部自分が意固地になってた結果で
そんな俺を優しく包み込んでくれた照史の、優しさいっぱいの提案なんやって
智「迷惑かけた…ごめん」
照「迷惑なんて、思ってへんけど…でもしんどい時は言ってな?
神ちゃんが、頑張ってんのはみんなわかってるよ…しんどい時は、もうちょっと俺らに頼ってええねんて」
智「…完璧じゃなくても?」
照「完璧な人間なんか、おらんやろ?」
智「うん…ごめん」
照「もう、頑張らなくて良いんやって」
照史の言葉は、どれだけ俺が意固地でもいつも優しい
もう頑張らなくていい、その言葉に素直になれたらとても救われた
智「みんなにも、迷惑かけてしまったな…」
照「大丈夫やって!
みんな、神ちゃんが好きやからな」
照史くんが笑いながらそんなん言うから
優しい言葉に心の氷が溶けていくように、止まってた涙がまた流れていく
俺にはみんながいてくれるならもう少し、ゆっくり
完璧じゃなくても、それでもいいやんな。
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作者名:時生 | 作成日時:2022年8月21日 1時