虹がかかる空に＊4＊ (ページ21)

今日:24 hit、昨日:34 hit、合計:124,520 hit

1完璧じゃなくても(きりかみ) ページ21

照史side

ドンドン！！

「ちょっと、開けてもらえます？」

いつもの楽屋、前の仕事で遅れてる神ちゃんをみんなで待っててんけど

強めに楽屋のドア叩かれてドアを開けたらマネージャーに背負われた神ちゃんがおった

神ちゃん背負ったまま、両手に神ちゃんと自分の荷物持ってる新人のマネージャー

「すいません、ドア開けられなくて！」

照「いや、そんなことより神ちゃんどしてん？」

「4日前くらいから体調崩してまして、一応病院行ったんですけどまだ熱が下がらなくてまだ8度ちょっとあります」

淳「えぇ…それちゃんと上の人に言うたん？」

照「とりあえずここ寝かして？」

そんな状態の神ちゃんを、背負ってでも仕事に来たマネージャーに噛みつく淳太くんを制して

とりあえず1番大きいソファ空けて神ちゃんを寝かせる

ことの次第を聞いたら、少し前体調崩してから何日か休んだらしいけど、薬飲んでもまた体調崩しての繰り返しで

休んだ時に、現場の人に穴開けるなんてって色々言われてしまったらしくて「絶対休むか！」っていう神ちゃんのスイッチが入ってしまったらしい

何言っても仕事行くって聞かなくて、マネージャーも新人やから言い返せなかったらしい

そして、今に至ると(笑)

「チーフにも伝えました、でも本人がやるって言う以上は仕方ないって、サポートしなさいと言われたので」

淳「お前、アホなんか？こんなんで、仕事できるわけないやろ！」

「すいません…」

大「まぁまぁ新人くんも、悪ないやんか」

流「せめて、もう少し前に俺らに教えてくれてたらなぁ…」

望「待って、ってことは神ちゃんこの状態でずっと仕事してたん？」

「はい…騙し騙しですけど3日くらいは」

濵「えぇ…ほんまか…」

集まってきた6人で、ソファに寝かされた神ちゃんをそっと見る

目を閉じたまま熱でうなされて、顔真っ赤にして汗だくではぁはぁ言うて

いつも綺麗にセットしてる髪やって汗で濡れて顔にくっついちゃってる

照「神ちゃん、しんどいなぁ」

智「つい…たん？はぁっ…えっと…誰？」

照「照史やで、楽屋着いたよ」

神ちゃん、頑張りすぎやって。