ninestep〜懐古〜 ページ10
柊真side
大阪から二時間かけて名古屋の病院についた頃にはもう夜の10時やった
マネージャーさんに言われた病院に入ろうとすると入口に紫耀らしい人がいた
西「なぁ……あれ、紫耀ちゃう？」
廉「ほんまや………」
いつものダメージジーンズに黒のパーカーで白いマスク
康「紫耀！」
康二がそう呼ぶと驚いたように振り返った
紫「なんでみんなおるん？」
西「なんでって……紫耀に会いに来たんやん
駅で倒れたって聞いて」
紫「そうなん！？」
何故か嬉しそうな顔をする紫耀
柊「レッスン今日来んかったから…康二が行こうって言うて」
紫「あぁ………そやったわぁ………ほんまにごめん…」
康「紫耀？俺ら怒ってるわけちゃうねん
ただ……なんか理由あるなら言うて欲しいねん
なんかあるんやろ？
謝るだけや俺らだってわからんもん」
困ったような顔をしながら下を向く紫耀……
紫「みんな……せっかくここまで来てくれたんやし………話すわ………
俺な、小さい頃からずっと運動とかするとすぐ疲れてしまうねん
ちょっと上手に説明できんねんけど………
頭痛くなったり、気持ち悪くなって吐いたり、頭ぐるぐるして立ってられんくなるねん
ちょっと休めば治るんやけど、運動してる時間が長いと治らなくなってしまうねん
でも、病気のせいで仕事できんとか
何もできんとかみんなに思われたなくて…
結局迷惑かけてしまったわ………」
西「紫耀…」
康「じゃあ、今度なんかあったら俺に言いや？絶対助けたるから」
紫「え……ええの？」
康「ダメやったらここまで来んやろ^ ^」
柊「話してくれてありがとうな^ ^」
紫「うんっ………グスッグスッ……」
廉「泣くなやぁー！」
柊「俺も泣いてまうわ……」
病院の前で号泣しながら抱き合う康二と紫耀から恥ずかしそうに離れる廉
笑って見とる大吾の横で泣いとる俺……
やっぱりなにきんはええわ……
俺ら全員にとって、初めてのグループやもんな
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はるち - 頑張って下さい (2015年10月14日 2時) (
レス) id: fb4b4f2984 (このIDを非表示/違反報告)
時生(プロフ) - コメントありがとうございます！不定期ですが更新頑張ります！ (2015年9月5日 1時) (レス) id: 672406ed1d (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 一番好きな小説です！これからも楽しみにしてます！ (2015年8月26日 10時) (レス) id: 8dfefb92f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時生
| 作成日時：2015年7月19日 17時
