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夜は夢。
夢を見ることが出来る時間。
寝ている人も、起きている人にも。
きっと今日あったことは
夢なんだ。
帰りは寂しさと嬉しさと驚きで少し早く感じて
お母さんはまだ起きていた。
母「A!全然帰ってこないから、心配したよ!」
少しうるうるしたお母さんの瞳。
やっぱりイライラする。
お母さんのことはほんとに心から大好き。
でも、イライラするの。
さっきのように2人にこの感情を落ち着かせてほしい。
貴女「ごめん。今日だけだから。」
怒鳴ることはしなかった。
私のこと心配してくれてる。
お母さんがどれだけ私を愛してくれてるか知ってる。
私はお母さんのことが羨ましいの。
また暗い部屋に閉じこもる。
だぶだぶの大きいパーカーのポケットから
一枚の紙切れを出す。
「整理券、、、」
その紙切れを見ると、少し心がやすらぎ落ち着く。
そして、夢ではなかったと教えてくれる。
袖をまくってみる。
白い肌に赤とピンクに染まった腕。
私がこんなんだと知ったら
彼らは私のことを嫌いになるかな。
またそんなことばっか考えて
「ひとりでいるのが私なんだ」
なんてまた強がってみたり。
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作者名:まなか | 作成日時:2017年9月17日 23時