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ちょっと確認するために近寄っただけなのに


2人の男性はこっちを見て


挙げ句の果て近ずいてくる。


やっぱりあの人たちだ、、、


私の原点だ。


会えた嬉しさより人気が出すぎて


遠ざかっていっていた人たちの


生存確認した感覚、


巨匠が私に話しかける


巨「よく俺らの箱に来てくれてた子ですよね?」


え?!まって、私のこと認知、、、してた、、、の?


とかもういろんな驚きで


口から声が出なくて口をぱくぱく、


もはや金魚。


巨「そう、、、だよね?」


こくりと頷いてみる。


巨「やっぱり!高校生だよね?こんな時間に大丈夫?」


心配してくれてるのかな。


でも、この時間は大丈夫。


私の時間だから。


もう一度コクリと頷く。


巨「そっか、大丈夫か笑 よく俺らのライブに来てくれてありがとね」


巨匠の瞳はほかの人と違ってとても優しい。


その優しさに吸い込まれそうになりながら


また頷く。


そして、ずっと気になってた


巨匠の後ろの彼に目を向ける、


私と目が合ってもクールな表情を一切変えない


原点の中の原点。


すると彼が口を開く。


義「ほんとにありがとう。」


なんか、嬉しくて、、、


私今顔赤くないかな。


巨「今ちょっと微笑んだ?」


え、うそ。笑ってなさすぎて


自分が微笑んだことさえ気づかないなんて


無理。恥ずかしいよね。


義「可愛いよ、微笑んでた方が」


すらっとそんなこと言われて、


嬉しくない人はいないだろう。


それにその人が人気バンドアーティストのこの人ならなおさらだ。


巨「あ、そうだ。今度の新アルバムの発売イベント、下北沢当たる確率低いんだよね、でも、君には来て欲しいからこれあげる」


カバンの中をゴソゴソと探る巨匠


義「お。それ、あげちゃう??」


にやにやしながら巨匠につぶやく義勝さん。


巨「おん笑あげちゃうの」


義「みんなには秘密ね」


なんて少し微笑みがちの義勝さん。


巨「はい。整番一番最後らしいけどごめんね」


義「まってるから。」


私、夢見てるのかな。


なんかもう分かんないくらい嬉しくて、、、


貴女「ありがとうございます、、、」


巨匠の手からチケットを1枚、


手に取っていた。

8→←義勝side



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作者名:まなか | 作成日時:2017年9月17日 23時

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