Who are you？～夏の匂い～ (ページ41)

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義勝side ページ41

朝から猛ダッシュしてクタクタだったけど

多分男性用のXLサイズの服を着たAが

あまりにもエロくて、可愛いくて、愛しくて､

まだ朝だけど､､､我慢出来なかった

ひとつキスを落とすと

とろんとして、ウルウルとしたAの瞳が

余計に俺の理性をくすぐった。

服を脱がせようと思ってソファに押し倒したのはいいものの

Aの腕には生々しく痛々しい傷が

無数についていて､､､

新しいのもあれば、

結構前に切ったであろう跡もあった。

そんな傷でさえも愛おしく感じて､､､

あぁもうダメだ、A依存症。抜け出せない

でもやっぱ気になるわけで、

義「どうしたの？」

勝手に口が開いていた

隣で寝てた君はそっと目を開けて

「､､､なにが？」

なんて少しかすれた声で強がって､､､

義「聞いたらダメかと思ったけど､､､」

そっと、その傷跡をなぞってみる

多分少し痛いところもあるだろう

「これは､､､私の､､､生きる方法」

少し涙を浮かべながら

そんなこと言っちゃうから､､､

やめて？なんて言えないじゃん

義「そっか､､､」

悲しかった、Aがこんなに苦しんでるのに

俺は今まで、全く気づいてなかったのが

義「無理にやめろとは言えないね､､､

Aの生きるための手段なら。」

少し驚き、元々大きい瞳がさらに大きくなったのがわかった。

それと同時に俺がこの子のためにできることがわかった

義「でもさ、今度はこんなことする前に

俺のところに頼りに来て。」

こんな無愛想にしか言えないのに君は

今にも泣き出しそうになって､､､

義「これからは俺のために生きて。

生きて俺の横にいて」

今思ってることを、

すべてAに伝えられた。