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それから何日かして
夜のお散歩でもやっぱり会えなくて
4日前からは
KEYTALKの新アルバムイベントが始まった
下北沢でのイベントまではあと4日。
今日は名古屋だったんだ､､､
笑顔でファンの方達に握手をするメンバーを見て
少し辛くなる。
そのままメンバーの笑顔を見て画面とにらめっこしていると
しおりから通知が来る
ちょっと怖かったり､､､
『A〜、私、りのとKEYTALKの新アルバムイベント下北沢行くつもりなんだけどぉ、アルバム買わないと握手出来ないらしくて、一緒についてきてお金貸してくれない？？』
嘘でしょ。
その一言しか出ない
断ればどうなるかわからない
断れない
弱っちい私に襲ってくる壁
なにが嫌なのかわからない
お金を貸すこと？
それはいつもの事。
しおり達がKEYTALKに会うこと？
私は同担拒否じゃない。
違う、会うことが嫌なんじゃなくて
私からきれいさっぱり取り除かれそうで､､､
何が嫌なのかわかんない。何がダメなのかわかんない。
断る理由もない。
『わかった。』
そう送っていた。
こういう弱くてダメな自分が嫌なんだって
何回言ったらわかるの？
ベットの上に座り込んで
自然と流れ落ちる大量の大粒の泪
拭く気にもなれなくてベットの真横にある
窓を開ける
夜の心地いい風と
私を包む暗さに少し心を落ち着かせる。
「会いたい。」
そう呟いた
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作者名：まなか | 作成日時：2017年9月17日 23時
