アーヤの子供の前世がKZ男メンだった件

第1章 生まれ代わり ページ4

sideヒコ(元小塚)

あれ…僕何してたっけ…えっと…あ、そうだ…

僕、トラックに轢かれたんだっけ？

うっすらとしていた意識がだんだんはっきりとしてくるとボヤけていた視界が鮮明になって来た

僕、死んだのかな？生きてるのかな？どっちだろう

もし、死んでたらここは天国か地獄
生きていたら、病院かなぁ
もし、生きているなら
僕、どれほど、寝ていたんだろ
数日かな？それとも、数年間かな？
分かんないや

じゃあ、みんなは？みんなは無事？
僕だけ、生き残ったわけじゃ無いよね？

僕が死んでたとしても、みんなは生きてると良いなぁ

なんて、天井の上を見ながら思った

天井は真っ白で大きなLED証明が真ん中にあって
天井より明らかに低い場所、僕の視界から数十cm上では色とりどりの何かががぶら下がっていた

あれ、もしかして僕、生きてる？

だって、この感じどう見ても天国じゃ無いよね

僕は必死になって寝返りをうった

あれ？寝返りうつのってこんなに大変だったけ？

なんか、よく考えたら体も軽いし
事故にあったはずなのに、痛みも感じ無いし
それほど寝てたんだろうか。

それに、なんか病院って感じがしないし、
病院じゃなかったら、ここ、何処？

それに、看護師さんも医者もまだ、来ないし

だ、だれかぁ！
そう叫んだのに僕の口から出たのは

「お、オギャア！」

赤んちゃんが出す様な泣き声だった。

え、喋れ、ない…

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