検索窓
今日:22 hit、昨日:0 hit、合計:62,260 hit

★嫌な予感 ページ11

「ここでお前さんにあつ〜いハグでもプレゼント出来たらいいんだけどな。残念ながら俺が触った奴は死んでしまうんだ。」
私は少し驚いた。それなら、最初に私がReaperと会った時、もしぶつかっていたら…!

いや、考えるのはやめよう。それよりも…
「ううん、いいの。Reaperが私を好きって言ってくれただけで嬉しいから!」
「そうか?ならよかった。」
Reaperはこちらを見て目を細めた。

そんな会話をした時、光の輪が私たちの周りから広がった。
Waterfall一帯に染み渡っていくように駆けていった。

「よかった…、世界が元に戻ったみたい!」
「…?そうなのか?…悔しいが結局何が条件なのかわからなかったな…。」
ほっ、さすがのReaperにも理解出来なかった様子。少し安心。

「それじゃあ、お前さんはもうここに用はないんだろ?」
「うん…まぁ、そうだね。惜しいのは山々なんだけど、Inkのところに戻らなきゃ。」
私とReaperはそう言いながらゆっくり立ち上がった。

「ならば俺も少しついて行こう。何やらお前さんの帰ろうとしている場所から嫌な予感を感じる。」
「い、嫌な予感!?じゃあついてきてもらおうかな!」

…少しだけならInkも許してくれるよね。
私はそう思って、いつも通り手を前に伸ばしてAUの狭間を思い浮かべた。すると私の手の先に、人ひとり通れるくらいの穴が開く。

「ここから帰るの。」
そう言って私が穴をくぐる。
後ろにReaperも続く。

するとそこに広がっていたのは出迎えてくれるInkとFellの笑顔…ではなくて苦しそうな顔だった。

「Aちゃん!?来ちゃダメだ!」
「A!!…なんだ?その後ろのやつは…いやどうでもいい!!!早く逃げろ!」
InkとFellがこちらに向かって叫んだ理由はすぐにわかった。

彼らを縛る青い糸の先には…
「Error!またあなたなの!?」
「くくく、久シいなA…手の怪我も治っタし、挨拶に来たゼ?」

「嫌な予感とはこのことか…A、戦えるな?俺の援護をしてくれ。」
「うん、わかったReaper。」
私はReaperに応えて両手に鋭い骨を握りしめた。

★暴走→←★真意



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (160 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
90人がお気に入り
設定タグ:Undertale , Sans
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぬん(プロフ) - この作品が自分の初めて見る占ツクの小説でした!!2年前位の事ですけどね,,,この作品に出会えて本当に良かったです!!! (2022年5月22日 22時) (レス) id: 10faccd952 (このIDを非表示/違反報告)
auずきの人 - ヴヴゥ泣き倒れシチャッタヨォォォォ神だーーーーー!!!!こんなァーーハッピーエンドーーーーずるいょよよょよ (2021年6月8日 21時) (レス) id: c54597a49c (このIDを非表示/違反報告)
みかん - うわああああああ!こんな神作作っていただきありがとうございますぅー! (2020年10月31日 20時) (レス) id: cd139ae848 (このIDを非表示/違反報告)
れい - こんなにいい物語を読ませて頂きありがとうございます!応援してます! (2020年7月29日 16時) (レス) id: 1655cf841d (このIDを非表示/違反報告)
木下 - 感動でしかないですううう!!!!これからも頑張ってくださいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!! (2020年5月16日 11時) (レス) id: 1f551fcc34 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ろーるけぃき | 作成日時:2018年1月28日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。