二度死んだ少女は今度の世界を謳歌する

19ﾃﾞｽ目 ページ21

周りは真っ暗、目の前に寝てる死にかけのスケルトン。そして彼を起こそうとしたら死神っぽいスケルトンが来まして…さて、僕は今どんな状況でしょう。

死神?「おい、ガキンチョ。genoに何かしたか…？」

凄い警戒するね、キミ？

『No, I got lost and just tried to ask him who was sleeping there about this place.(いいえ、僕は迷い込んでしまったのでそこで寝ていた彼にこの場所について聞こうとしただけです。)』

死神?「本当だろうな…？」

凄い疑り深いね、キミ？

『Yes it's true I'm not lying(はい、本当です。嘘はついてません。)』

てかなんで僕英語なんだろう？
えーと、ネームタグによると…死にかけてる方がgenoで、死神っぽい方がreaper…ってガチ死神じゃん。

reaper「ふーん、取り敢えず今はそういう事にしといてやろう。」

geno「……ん…？あれ、僕寝ちゃってた？」

『ほらキミが騒ぐから起きちゃったよ。』

reaper「お前は起こそうとしてたよな?!」

geno「あ、お客さん？珍しいね、reaperやcore以外がここに来るのさ！」

クスクス笑ってるけど、何？何か面白い物でもあった？何処？
キョロキョロ見渡して見るけど僕とこの2人以外には何も無い。

reaper「おい、何してる？」

『え、何か面白い事でもあったのかなって』

geno「プッ……！待って、今の自分の事だって分かってないのか？」

もしかしなくても僕、馬鹿にされてる？初対面に対して酷くない？

reaper「……はぁ、なんか警戒してた俺が馬鹿らしくなってきた。」

キョトンと首を傾げる僕に呆れたようにそういう。
いや、2人して酷くない？

geno「僕geno！こっちは友達のreaperだよ！」

reaper「よろしくはしないぞ。」

『僕はfiina。別によろしくされなくてもいい。』

そういえば今頃mare達も僕を探して奔走してるんだろうな。……何処居るんだろ？あーあ、ただの人間だった頃の記憶もだいぶおぼろげだなぁ〜。

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