二度死んだ少女は今度の世界を謳歌する

9ﾃﾞｽ目 ページ11

その後も五骨と一人でス○ブラで遊んでいるといつの間にか結構な時間が経ったのか、眠気が襲ってきた。コントローラーから片手を離して大きく欠伸する。

『ふぁぁ…あ、落ちた。』

縛りとして一機しか持っていない僕はこれでGAME OVERだ。

cross「fiinaさん、もう寝ますか？時間も時間ですし…」

時計を見ると、もう10時半を指していた

『ん…そーする……』

mare「フラフラだな、躓くなよ」

『ん…。』

mareに支えられながらも階段を登ってmareの部屋に入る。もう眠気がすぐそこまで迫っている。
失礼だが先にベットに潜り端の方へ寄る。

『……おやすみなさい、mare…』

mare「あぁ、おやすみ。…よい悪夢を。」

触手が僕を包み込むような感覚がして、目を閉じた。

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「ねぇねぇ…あの子って、ちょっと不気味じゃない？」
「そうだね、なんかオーラだけで人殺しそうな…」

…あぁ、これは……

「お前ってさ、なんで生きてんの？」
「生きてる意味が無いと生きてちゃ駄目だよ。」

僕が普通の人間として生きてた時の…

…もう、どうだっていい過去なのに。

「ウザイ」
「嫌い」

なんでこんなに…

「気持ち悪い」
「死んじゃえ」

痛くて、痛くて、仕方ないの？

「使えない。」
「お前は、要らない子。」

……ハハ。どうしようもなく泣きたくなっちゃった。この事、まだ皆に話して無いや…忘れてたもんね。もしも、生まれてこなければ……………神様って、本当に酷いや。

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