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Aの家に到着し、買ったものを冷蔵庫や戸棚に詰め込んでいく。
一通り片付け終わり、「ありがとー」というのんびりした彼女の声を背後に家を出た。
途端、スマホが振動し、トークアプリの通知が液晶に表示される。
「(グルさんからか)」
トークアプリを開くと、「暇なら飲みに行かないか」という旨の誘いが来ていた。
スマホから顔を上げると、なるほど日が沈んでいた。
丸一日Aの家にいたということか。
やれやれ、と何の見返りもなくAに尽くしてしまう自分に心底呆れる。
「行くわ」と返信してアプリを閉じた。
居酒屋で落ち合い、いろいろ世間話に花を咲かせた後、グルさんからAの話題が飛び出した。
「トン氏、Aの家に通い妻してるって本当か」
「馬鹿言え、アイツ自分一人だとなんも出来んから俺が仕方なく面倒見てるだけや」
二人ともいい感じにお酒が入っているからかいつもより口が軽い。
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甘宮(プロフ) - 明日花さん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです〜!頑張ります! (2022年11月28日 20時) (レス) id: 7aa9b04f20 (このIDを非表示/違反報告)
明日花(プロフ) - めっちゃタイプな小説見つけた!投稿無理のないように頑張ってください!応援します! (2022年11月23日 12時) (レス) @page5 id: 2d37ba73d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甘宮 | 作成日時:2022年11月19日 16時