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｢ごめん、足りないよね。ずっと家のことやってくれてたのに･･･。また用意する｣
全く嬉しそうではない彼の様子を見て、あたふたして付け加える。
しばらく気まずい沈黙が降りた。
｢･･･なぁ、これどういうつもりなん｣
｢え？｣
｢どういうつもりかって聞いてんやけど｣
彼は、明らかな怒気を滲ませていた。
自分の何が気に障ったのかわからないけど、私のせいだということは明白だった。
｢俺が･･･！俺が･･･
俺がお金目当てでAの世話焼いてたと思ってん？｣
深い悲しみの色が垣間見えて動揺する。
･･･なんでそんなに傷付いた表情をしているの？
わからなくて、言葉を詰まらせる。
｢俺ら幼馴染やろ？なんで今更、お金なんて･･･｣
｢･･･｣
｢･･･俺が毎週Aの世話してたんは、こんなん求めてたわけちゃうで｣
｢･･･ごめん｣
｢･･･もうええ｣
トントンはそう言って立ち上がった。
同時にバサリと音を立てて封筒とお札が落ちる。
トントンが出ていった後、気持ち悪いほどの静寂が広がり、綺麗になった部屋が物悲しかった。
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甘宮(プロフ) - 明日花さん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです〜！頑張ります！ (2022年11月28日 20時) (
レス) id: 7aa9b04f20 (このIDを非表示/違反報告)
明日花(プロフ) - めっちゃタイプな小説見つけた！投稿無理のないように頑張ってください！応援します！ (2022年11月23日 12時) (レス) @page5 id: 2d37ba73d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘宮
| 作成日時：2022年11月19日 16時
