ハイドランジア･カレッジ ページ18
｢憶測でものを言うのも大概にしてくださいね。あなたこそ、私とグルッぺンが仲良くするのが気に食わないようですけれど｣
｢は、はぁ？そんなこと一言も言ってないわ！ねぇ、グルッぺン様、この方無礼ですわ｣
ニコレッタが初めてグルッぺンの顔色を伺い、息を飲んだ。
彼が不快感を全面に押し出した、冷たい表情をしていたからだ。
｢グルッぺン様、どうされましたの…？やはりAが嫌なのでしょう｣
重苦しい空気がのしかかった。
｢……お前｣
｢…私ですか？｣
ニコレッタがぎこちない笑みを浮かべて答える。
｢手を離せ。非常に不愉快だ｣
ゾッと背筋が冷えた。
ニコレッタが青ざめ、慌てて密着させていた身体を離す。
｢実に下らない妄言だった。俺の信用を失墜するような言動は慎んでもらいたい｣
言葉は丁寧だったが、わかりやすく怒りが滲んでいた。
｢え、ぁ……申し訳ありません｣
ニコレッタはおろおろしながらそう謝ると、私を睨みつけ去っていった。
｢……あのようなことをしてよいのですか｣
｢していいか、ではなくするべき、なんだ。ああいう女が一番扱いに困る｣
だろうな。
軽々しく向けられる好意は、些細な出来事であっさり憎悪に変換される。
｢扱いに困る、という点ではお前もだが｣
グルッぺンは、記憶の私に向けた顔と、同じ表情をしていた。
コイツはどの女に向けてもこんな態度のようだ。
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甘宮(プロフ) - Kyo1214さん» コメントありがとうございます！つよつよな夢主ちゃん私も気に入ってます😽︎ (10月31日 21時) (
レス) id: 7aa9b04f20 (このIDを非表示/違反報告)
Kyo1214(プロフ) - 甘宮さんの作品の夢主が大好きです！酷い目に遭ってもめげずに努力する夢主に惚れてしまいます！ (7月26日 17時) (レス) @page50 id: 641161536f (このIDを非表示/違反報告)
甘宮(プロフ) - wineさん» 返信遅れてすみません！他のアカウントの連載や、用事が色々重なって一時的に削除という形をとらせて頂きました。ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした。温かいお言葉ありがとうございます。再び続編を出す予定ですので気長にお待ちください。 (2023年4月1日 10時) (レス) id: 7aa9b04f20 (このIDを非表示/違反報告)
wine(プロフ) - 更新お疲れ様です！続編がなくなってますが、大丈夫でしょうか…？話が面白くなってきてちょこちょこ見に来てます。次の更新楽しみにしてますね！ (2023年3月17日 12時) (レス) id: a177b10476 (このIDを非表示/違反報告)
甘宮(プロフ) - 来空さん» 夢主褒められるの嬉しいです〜！これからも夢主ちゃんをよろしくお願いします！ (2023年2月27日 8時) (レス) id: 7aa9b04f20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘宮 | 作成日時：2022年11月10日 16時
