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episode.7 ページ7

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(…おかしい。)



私は目を擦って時計をもう一度見た。確かに短針は4を指している。0から少しズレた長針を眺めながら思った。




「…そういや、これ、なにで迎えにくるんだろう」




そう呟いて、自分のドレス姿を恥ずかしいから町中に晒したくないなぁとか思った。友達に会ったら尚更恥ずかしい。というか会ったら死ぬ。口から出任せなだけあって、どうやっても死にたくないけど。



もう一度時計を見ると10分になっていた。流石に遅い。人を招待してるくせに待たせるとは何事だ。礼儀がなっていない。






流石、ルシフェルとゾンビとキョンシーだ。実はもう一人いるらしいんだけどなんせ古代の文字らしきものだったから読めなかった…何あの文字。からかってるの??





そう思って玄関の扉を開けると、冷たい風と共に茶髪の小柄な男性が立っていた。綺麗な瞳でこちらを見つめてくるものだから、危うくクラッときてしまうところだった。





「…あ、あの」




貴方がルシフェルとかが差出人の招待状を私に送りつけた人なんですか?と問おうとしたその瞬間。




「目を閉じてください。決して俺の腕を離さないでくださいね」




そう言ってぎゅっと私を抱き締めてきた。ビックリして抵抗する間もなく私は久しぶりの温かさに身を寄せた。




(…こんなに人の温もりを味わうなんて久しぶりだ)




彼の腕の中にいると決して強すぎないほのかなイベリスの香水の匂いが香る。その甘い誘惑されるような匂いに私は睡眠薬でも盛られたかのように眠った。まるで、何かに引っ張られるように。




***



イベリスの花言葉、甘い誘惑

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設定タグ:歌い手 , 浦島坂田船 , ハロウィン   
作品ジャンル:その他
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ハゲつるマン@19830617(プロフ) - 雪華さん» すみません、間違えていました、指摘ありがとうございます! これからもこんな作者ですがよろしくお願い致しますね! (2019年1月17日 18時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。ストーリーが面白くて好きです!あと、捕食者って食べる側なので被食者がただしいのではないでしょうか? (2019年1月17日 0時) (レス) id: f84b103640 (このIDを非表示/違反報告)
ハゲつるマン@19830617(プロフ) - ちゃちゃるさん» ありがとうございます! (2018年11月3日 13時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃちゃる(プロフ) - 今作もとても面白いです!!続き楽しみにしてます♪ (2018年11月3日 13時) (レス) id: 461b4b0bb6 (このIDを非表示/違反報告)
ハゲつるマン@19830617(プロフ) - 笑笑 ハロウィンナイトは明日ですよ!(あと一時間半) (2018年10月30日 22時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハゲつるマン@19830617 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年10月23日 22時

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