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episode.2 ページ2

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「ねぇA、ハロウィンって何か用事ある?」





私の友人がそう言いながら向かい合わせに座ってきた。そのままストローを口に含んでズズーと汚い音を発する。相変わらず行儀が悪い。





「ハロウィンは毎年用事があるんだよね」






「え…んー? 彼氏かぁぁぁぁ?」




私にもう何年も彼氏が居ないことを知ってるくせに煽ってくる友人。ほんと、なんでこんなやつと一緒にいるのかわからないけれど何かしら理由があるんだと思う。




「嫌味でしょ、そっちこそ彼氏さんとはどうなの?」





「別れたよ…束縛されるの嫌いだし」





「もったいないって…彼氏さん物凄く私に色々相談しにきてたよ? 大切にしてくれてたじゃん」





「それが重いんだって…」




そう言って残っていないジュースを吸い上げる友人。心なしかその話をするのが嫌そうだ。私は空気を読んで話をそらすことにした。




そのまま長い間話し込んだ後、私は家で資料を片付けた。
ふと友人との会話を思い出して引き出しを開けた。たった一枚の写真を取り出して写っている五人を見た。狼の仮装をしている私と、四人の男の子。


凄く楽しかったあの日を今でも鮮明に覚えている。一回きりだった特別なハロウィン。珍しくその学区は子供のために小学二年生がお菓子を貰いに家を回れるというところだった。



彼らを私はそれっきり見ていない。

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設定タグ:歌い手 , 浦島坂田船 , ハロウィン   
作品ジャンル:その他
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ハゲつるマン@19830617(プロフ) - 雪華さん» すみません、間違えていました、指摘ありがとうございます! これからもこんな作者ですがよろしくお願い致しますね! (2019年1月17日 18時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。ストーリーが面白くて好きです!あと、捕食者って食べる側なので被食者がただしいのではないでしょうか? (2019年1月17日 0時) (レス) id: f84b103640 (このIDを非表示/違反報告)
ハゲつるマン@19830617(プロフ) - ちゃちゃるさん» ありがとうございます! (2018年11月3日 13時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃちゃる(プロフ) - 今作もとても面白いです!!続き楽しみにしてます♪ (2018年11月3日 13時) (レス) id: 461b4b0bb6 (このIDを非表示/違反報告)
ハゲつるマン@19830617(プロフ) - 笑笑 ハロウィンナイトは明日ですよ!(あと一時間半) (2018年10月30日 22時) (レス) id: ca77629a28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハゲつるマン@19830617 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年10月23日 22時

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