休み帰省 ページ30
結局みんなとはぎりぎりまで一緒にいてもらって、消灯時間にはほぼ引きずられる状態で寮に帰っていった
翌日、クリスマス休暇で帰省する日
荷物を持って帰る準備をし終えた私は皆に見送られていた
「A…。本当に行くのか？やっぱりなしでも」
「あんたはこれを機にA離れしてみたら？？」
A「トム。私も寂しいけど夏休みに一緒にいるためだから我慢して？」
「いやだ」
「リドル先輩...我慢です！頑張りましょう！」
全力でトムが私に引っ付いてきてはなれなかった、どうしようね
ぎゅうぎゅう抱き着いてくるトムと私の横で黒曜と千もぎゅうぎゅうしていた
いつの間にか仲良くなっていた二匹も少しとはいえ離れるのは忍びないらしく
《本当に行くのか...？》
《ええ、行ってくるわ。…寂しいけれど、がんぱって。リドル様に迷惑のいかないようにね？》
なんかあっちはすぐわかったって言ってはなれて少しノスタルジックになっているっていうのに
こっちのトムは全く離れる気がしない
A「トム〜！放して〜、いけないよ〜」
「…ヤダ」
あってから今まで夏休み以外の毎日ほぼ毎日一緒にいたから離れがたいのもわかる
横でマートルやネロ君がなんと放そうとしているけどもマジで放れない
小さくヤダって言った時のトムにこころ鷲掴みにされた
かわいいぃぃぃい！！
A「トム...？帰ってきたらいっぱい遊ぼ？今回これっきりだよ、これさえ乗り越えたら次の夏休みからは本当にずっと一緒にいられるのよ？頑張ろう」
「あんたいい加減にしなさいよ！！そろそろ手が出るわよ！！？」
私のこの言葉に少し反応しているがそれでもどく気はないらしい
少し困りながらもしょうがない、アレを出すしかない
A「トム…。どいてくれたら私、この休み期間の間にトムのこと、ちゃんと考えてみる
私が…あなたのことそういう意味で好きかどうかとか、いろいろ」
そういった瞬間すごい勢いでどいた
めっちゃにこやかだなおい
「…すまないね。寂しかったものだから少し離れがたくなってしまった。行ってらっしゃい。気を付けて行ってくるんだよ！」
「あんた...ほんとにAのこと大好きね」
「リドル先輩…愛がすごい」
みてよネロ君まで少し少し引いているじゃないの
その光景に少しほほえましくなって笑ってみんなの頭を撫でていう
A「行ってきます！！」
私は行ってしまったことに後悔することになるなんて
この時は思ってもいなかった
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日向(プロフ) - ネロと仲良くなれることを願う (2022年10月29日 22時) (
レス) id: 8e35b9a1dd (このIDを非表示/違反報告)
朔々PANDA(プロフ) - 読んでてとても楽しくて 暫く熱中して読んでました！全裸待機で応援しながら待ってます！ (2022年10月22日 13時) (レス) @page13 id: 3a7fd92cae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎 | 作成日時：2022年10月8日 14時
