やっちまった ページ21
少し穏やかになった雰囲気の中机と椅子、ティーセットを用意してお茶会の準備をする
お茶が出来上がって二人で座り、向かい合って楽しむ
「…お前は本当に不思議だな。言っていることは意味わからん。敵なのに改心させようとするし、おまけに頭がおかしい」
A「あ、頭がおかしい！？ひどいわね！！何よそのいいぐさ！！」
「事実だろ？....そして何故か居心地がいいのも事実だ」
そういって紅茶を優雅に飲む彼に不満を抱いていた私も何も言えなくなっちゃったのだ
まったく、顔のいいこいつはぁ〜
A「まったく〜、頭が悪い自覚はあるけどさぁ〜。その頭悪い女に救われかけてんのは誰？」
「「俺/僕だな」」
重なる二つの声
聞き覚えのありすぎる声に私とネロは固まる
声のほうに恐る恐る顔を向ける
その先にはトムがいた
「り、リドル…先輩…」
A「なんで…ここに、いつから」
「君たちが話し合い…喧嘩をし始めたところからだな。あぁ、A、魔法の腕を上げたね。複数の無言呪文を多用しているのは流石だ」
私たちが、お話しているところ？？
ってことは…もしかして…
「ところで、確か、何だったか、『ハリーポッターの物語』だったか。…僕と『ヴォルデモート』、とやらは一体何なのだ？」
やばい
聞かれた
どうしよう、なんて言おう
A「え、と。トムあのね...私。その…」
いうべきなんだろうか、いって、どうすればいいのだろうか
せっかく仲良くなれたのにばれてしまえば嫌われるかもしれない
それだけはいやだ
絶対、いや
「俺とAさんは転生者です。」
A「ネロ…」
もう、彼が話してしまった…なら、私からちゃんと話さなければ
A「ごめんなさいトム。貴方にずっと隠してたことがあるの。彼が言ってたように
私は転生者よ、前世があるの。私は前世で好きな小説、映画があったのその題名は
『ハリーポッター』。貴方が…悪役として、闇の魔法使いの闇の帝王として出てくるお話よ
貴方は悲惨な家庭を経て、闇の魔法使いになり、多くの人たちを…。
そして、結果的には…打ち破られるお話。
それがこの世界よ」
嫌われるのを覚悟で真実を話す
トムの反応を待つこの静かな時間がなんとも居心地が悪かったし心臓がバクバクなった
「…知っているが？」
A「「…は？」」
今、なんていった？？
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日向(プロフ) - ネロと仲良くなれることを願う (2022年10月29日 22時) (
レス) id: 8e35b9a1dd (このIDを非表示/違反報告)
朔々PANDA(プロフ) - 読んでてとても楽しくて 暫く熱中して読んでました！全裸待機で応援しながら待ってます！ (2022年10月22日 13時) (レス) @page13 id: 3a7fd92cae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎 | 作成日時：2022年10月8日 14時
