第六困惑 ページ14
A「は？何言ってるの？？」
「お前は、あの方を好きになっているといっているんだ」
何を言っているんだろう
私はこれでも前世で恋をしたことだってあるし恋愛経験がないわけじゃない
だから無自覚で好きになっていることはないし
もっと言えば私の気持ちなわけだし、私が分からないわけないし
A「私がトムに恋したってこと？」
「恋…。いや、そんな軽いものではない。お前は…。」
そこまで言って何故かいうのをいったんやめた
私のことを流し目で盗み見て少し考えたのち、少し口を開いた
「お前は…あの方を『愛』してしまっている」
A「…は？」
少し放心して思わず心の声が出てしまった
「勿論…そういう意味でだ」
A「なに…いって…」
「お前は、あの方に迫られて、少しでもいやだったことはあるか？？
あの方に『愛』されて、恥ずかしいことがあっても
いきなりの対応の違いに、戸惑うことがあっても
嫌いになったことは？」
.....確かにない
A「でも、だからって…そうだとは」
「ならお前はなぜあの方を救おうとする？」
A「それは、親友に苦しんで欲しくないから…」
「確かにそれもあるだろう...だが本当にそれだけか？あの方のそばにお前以外の者がいたら？
…もちろん、恋人的な位置で」
え？え？そんなん急に言われたって…
A「わ、わかんないわよぉ〜」
「な、何を泣いている？！」
気付かぬうちに泣いてしまっていたようだ
そうれに気付き、涙をしまおうとするも何故か溢れ出るばかりだ
「おい、泣くな煩わしい、泣くな、なくなったら！！」
その号泣っぷりはもはや敵である私をなだめてしまうまでまで酷いらしい
慌てっぷりがすさまじい
やっと落ち着いた私に新しく温かいお茶を持ってきてくれた
A「ぐすっ…。あ、ありがとう」
「はぁ〜…まったく世話が焼ける」
背もたれにもたれため息をつくネロ
「お前は何がそんなにいやなのだ？あの方に愛されるのは…。お前が望んでいたことなんだろう？」
A「え？違うわよ」
「は？」
何を勘違いしているんだろう
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日向(プロフ) - ネロと仲良くなれることを願う (2022年10月29日 22時) (
レス) id: 8e35b9a1dd (このIDを非表示/違反報告)
朔々PANDA(プロフ) - 読んでてとても楽しくて 暫く熱中して読んでました！全裸待機で応援しながら待ってます！ (2022年10月22日 13時) (レス) @page13 id: 3a7fd92cae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎 | 作成日時：2022年10月8日 14時
