実家で ページ2
こんにちは、私は西園寺A。前世はハリーポッター好きな社会人
この度私は大好きなこの物語を変えてしまうことに決めた
親友の二人を絶対に不幸にしたくなかった
そう決めた私はなんだかんだあって一年生を終わった
トムにはうちに来ないかと誘ったが急に孤児院を出るのはシスターの負担が大きくなってしまうと
断られてしまったが、来年の夏休みには行けないか聞いてみることになった
夏休みの間でも手紙は欠かさず二人に送った
二人が返してくれる手紙のおかげで寂しいことはなかったが
問題が一つ
A「どうやったらトムを闇落ちさせないで済むのだろうか」
そう、問題はこれだ
正直この後トムが闇落ちさえしなければ全部解決なのだが
多分それは難しい
もうトムは自分の両親について調べ始めている
トムが全力闇落ちする要因は、トムの父親と母親の家族のせいだった
トムに家族のことを調べないように言うのは無理だし
だからといってあの家族たちに事前に会って何かするのも違う
夢小説みたいに私の言葉でトムが闇落ちしないというわけでもないだろうから
簡潔に言おう、つんだ
A「う〜ん...」
「あら、何さっきからうなっているの？」
A「母さん」
リビングで考えていたからか母さんが洗い物をしながらたずねた
直接的には聞けないけど
A「ねぇ母さん、孤独な実力者が悪者になっちゃう物語があるんだけど。私にはどうしてもその悪者が完璧な悪者には思えないの。もし...救えるなら救ってあげたいと思うくらい。
でも私にはどうしても考えられないの。どうすればいいのかな」
「そうねぇ...。母さんからしたら救うなんて考えなくてもいいと思うわよ？」
A「え？」
「あなたがそう考えて、一緒にいてくれるだけでその子はもう孤独じゃないんじゃない？」
そういうものだろうか
でも、確かに私には今のトムを一人にしないという些細なことしかできないのも事実だし
とりあえずしばらくの間はそうすることにしよう
A「そうね、ありがとう母さん」
「にしてもあなたがそんなこと考えるなんて。あなたはいつもどこか大人じみているから・・・。
もしかして、その悪役に恋しちゃったとか？」
A「はい？！違うよ！ただ...。その悪役の幼少期の性格が友達に似ていたから」
「そう、不安になっちゃったのね。少し残念、娘の恋バナが聞けると思ったのに」
しばらくの間それは絶対にありません
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日向(プロフ) - ネロと仲良くなれることを願う (2022年10月29日 22時) (
レス) id: 8e35b9a1dd (このIDを非表示/違反報告)
朔々PANDA(プロフ) - 読んでてとても楽しくて 暫く熱中して読んでました！全裸待機で応援しながら待ってます！ (2022年10月22日 13時) (レス) @page13 id: 3a7fd92cae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎 | 作成日時：2022年10月8日 14時
