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赤井side

ノロケ?を聞かされたあと、Aは真剣な顔に切り替わった。

「まあ、おふざけはここまでにしてさ…。ライ、透くんと何があったの?」


……言わなかったらどうするか分かってるだろうな、とでも言いそうな、鋭い目線。


きっと安室くんから話す気はないだろう。

かと言って、俺から話す気は無い。


「話せない?」

「ああ…。これは俺たちの問題だ。いくら君でも、話すつもりはない」

「……じゃあ、沖矢昴がライって話していい?」

「構わない。きっと彼ならもう気づいているか、まだだとしてもすぐにたどり着くさ」


余裕な顔をしてやれば、チッと舌打ちをされた。

…しばらく会わない間に、随分態度が悪くなったな。


まあこれも、安室くんのおかげかもしれないな。


「はあー、わかったよ。今日は『昴さん』と遊んだだけってことにしてあげる」

「ああ、助かる」


くしゃくしゃ頭を撫でてやる。


「あー、だめ!」

「ん?」

「私の頭撫でていいのは透くんだけ!!」


……随分と懐いているらしい。


いや、それはいいんだが。


「手をひねるのはやめてくれないか。一応利き手なんだ」

「あっ、つい」


……攻撃力は変わらないようだ。


「じゃあ、私帰るね。透くんが今日ハンバーグ作ってくれるから!」

「ああ、気をつけろよ」

「分かってるよ!子どもじゃないんだから」


そう言いながら、Aは子供らしく手を振って、玄関のドアに手をかけた。


「あ、そうだ、A」

「なに?」






「初めての小学校は楽しいか」


「……うん、とっても!!」

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時雨(プロフ) - まことさん» ご意見ありがとうございます。読み始めてもらえて嬉しいです!参考にさせていただきます。 (2019年10月18日 7時) (レス) id: c6320779fa (このIDを非表示/違反報告)
まこと(プロフ) - 3でお願いします 新たに読み始めたので続きが気になります (2019年10月16日 17時) (レス) id: 9abb2adce4 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - ☆三日月☆さん» ご意見ありがとうございます。何年でもなんて嬉しすぎます!参考にさせていただきます。 (2019年10月15日 19時) (レス) id: c6320779fa (このIDを非表示/違反報告)
☆三日月☆(プロフ) - 何年なっても待ち続けるので3でお願いします! (2019年10月14日 16時) (レス) id: 0e61e2fc0f (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - あーちゃんさん» ご意見ありがとうございます。面白いストーリーや、もったいないなど、すごく嬉しいです!参考にさせていただきます。 (2019年10月8日 12時) (レス) id: c6320779fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:時雨 | 作成日時:2019年7月15日 13時

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