storia5-24 〃 ページ25
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しかし突っ込んでくると思っていた銀髪は突っ込んで来ず、その爪を下ろして俺の後ろに声をかけた。
「帰るぞ、アドニス。」
「わかった。」
俺が後ろを振り返った時、既に紫髪の姿は無かった。
もう一度前を見ると、やはり紫髪は銀髪の隣に立っていた。
「待て!何故帰る!?」
「何故って……俺らの目標は達成されたからな。」
ぞわっ、と得体のしれない感覚が体を駆け巡った。
……目標?
何か、俺は間違いを犯しただろうか。
「じゃあな、この続きは今度しようぜ。」
逃がすかっ!
「待て!」
服を掴もうと手を伸ばす。
しかし、伸ばした俺の手は空を切った。
とりあえず、この場は凌げた……で良いのか。
「王様っ!」
「leader!」
む?
「こっちに来た……ってことはあいつらにも逃げられたのか。
悪い。俺も二人取り逃がした。」
「姫様は!?」
「姫様なら日々樹に託したから大丈夫だ。」
顔を見合わせる四人。
そしてリッツはしゃがみこんで頭を抱え、セナは壁に拳をうちつけた。
……嫌な予感がする。
やがて、ナルがおずおずと口を開いた。
「実はね、王様――――――」
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玲乃音(プロフ) - フォンテインさん» お帰りなさい!! 待ってました!あんスタの続きも楽しみに待ってました! (2020年1月5日 17時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
フォンテイン(プロフ) - *神*威*さん» 読んでくださりありがとうございます!m(__)m更新頑張らせていただきます! (2017年10月10日 6時) (携帯から) (レス) id: f1eeea7ade (このIDを非表示/違反報告)
*神*威* - 最初から何度も読ませていただきました!一人一人の個性(?)がいいと思います!とても読んでいてワクワクするので、これからも更新頑張って下さい(*- -)(*_ _)ペコリ (2017年10月9日 23時) (レス) id: 662403215f (このIDを非表示/違反報告)
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