storia5-21 〃 ページ22
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「その紋章……お兄さんフィオーレの騎士さんだね〜。」
「ってことは……knightsか。１人居ないなーとは思っていたんだけど。」
暗視ゴーグルをつけているから顔は見えないが、二人が発する声はそっくり。
双子なのか、声帯模写しているのか。
そこはよくわからないが、とにかく敵だ、ということはすぐにわかった。
「お前らは誰だ。
姫様を何処に連れていく気だ。」
「お前ら誰だーって言われて答える人居ると思う？おにーさん。」
姫様を抱えていないほうがやれやれ、と肩を竦めた。
「んー。あまり寄り道している時間はないんだよなぁ。
悪いけど、通してもらっても良い？」
そう言って飛び込んできたそいつをバックステップでかわし、突き出された短刀を剣で受け止めて押し返す。
「うわっ、このお兄さんかなーり強いよー。
気を付けてねゆうたくん。」
「気を付けて、って……。
俺はこういうの苦手だって知っているでしょ、アニキ。」
「あ、そうだったね。
んじゃちょっと心痛むけどこの方法でいきますか。」
そう言うと『アニキ』は手に持っていた短刀を姫様の首に押し当てた。
「動かないで。動いたら姫様の首飛ぶよ。」
やっぱりそうなるか。
これだけはならないように努力はしていたのに。
落ち着け、俺。
姫様の命が最優先だ。
知らずに唇を噛んでいた口元を緩め、構えていた剣を下ろす。
「わかった。お前らには手を出さない。
その代わり、１つだけ教えてくれないか。
お前らは何故姫様を拐う。」
俺の問いに、『アニキ』は表情を変えずに穏やかに笑いながら言った。
「何でって……ボスの命令だから。
俺らはボスの命令で動いているだけ。
これで十分？」
早くどいてくれない、と言わんばかりに俺に視線を向ける『アニキ』。
・・・よし。
「あぁ、十分だよ。
.
時間はたっぷり稼げたからな。」
「「まさかっ！」」
二人は何かに気付き、後ろを振り向く。
が、時は遅し。
二人の体が宙を舞った。
「ちょっと。knightsなめすぎじゃない？」
さっきまで二人が立って居た場所には、俺がよく知る四人の姿があった。
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玲乃音(プロフ) - フォンテインさん» お帰りなさい！！ 待ってました！あんスタの続きも楽しみに待ってました！ (2020年1月5日 17時) (
レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
フォンテイン(プロフ) - *神*威*さん» 読んでくださりありがとうございます！m(__)m更新頑張らせていただきます！ (2017年10月10日 6時) (携帯から) (レス) id: f1eeea7ade (このIDを非表示/違反報告)
*神*威* - 最初から何度も読ませていただきました！一人一人の個性(?)がいいと思います！とても読んでいてワクワクするので、これからも更新頑張って下さい(*- -)(*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2017年10月9日 23時) (レス) id: 662403215f (このIDを非表示/違反報告)
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