第三十六話 薔薇園?すごいな ページ38
鏡舎
読んで字のごとく、鏡がある場所ですね。ほら、この世界鏡が移動手段だし
そこの一つ、トランプがモチーフにされている鏡を通りますと
「え、でか」
赤と白、あと黒
いわゆるトランプモチーフのでっかい城?うん城。城があった
これが寮とか嘘だろおい
「おいウチの寮どうなってんだ。小さすぎる」
グリム「オレ様たちの寮と全然違うんだゾ!」
「理不尽すぎるなこれ。いつか超えてやろ」
堂々と能力使えるのであれば、あのオンボロ寮ごと建て替えるのもアリだな
しっかしまぁ
「半分予想はしてたけど、きれいな薔薇園があるのねー・・・赤ばっかだが」
グリム「お、あそこに誰かいるんだゾ」
ペンを振って薔薇を赤く塗ってる
いやぁ、めちゃくちゃ見たことある光景だな。あれはペンじゃないけど
?「・・・ん?君たち、何か用?」
エース「それ、何してんの?」
?「これ?見ての通り、薔薇を赤く塗っているだけだけど」
デュース「えっ?なんでそんなことを?」
?「反応がフレッシュだねー。って、よく見たら君たち、昨日シャンデリア壊しかけて退学騒ぎ興した新入生じゃん」
「おや、ずいぶんと話題になってる」
?「しかも君は、その日の番に寮長のタルトを盗んで罪の上塗りをした子だ!学校で話題のニューカマーと、朝市で会えるなんてラッキー!」
あー、それも相まってそうだなー
しかしおなじ寮生なんだから会うことはよくありそうだけど
?「ねねねね、一緒に写メ撮ろうよ!イエーイ!あ、これマジカメあげていい?タグ付けしたいから名前教えてよ!」
「インスタグラマーだコイツ・・・!どちらかといえばツイ廃に近い私とは相いれぬ陽キャ・・・!あ、私A」
デュース「でゅ、デュース・スペードです」
エース「エース」
グリム「グリムなんだゾ!」
?「ほい、アップ完了っと。あ、俺はデュースちゃん達の先輩で三年の、ケイト・ダイヤモンドくんでーす!ケイトくんって呼んでね。けーくん♡でもいいよ。よろよろー」
「けーくんって呼ぶと金髪の限界Vが来そうなのでやめとく。ケイトセンパイね」
しっかし軽いなぁ
ケイト「あ、そういえば君はオンボロ寮の監督生になった子だよね。よくあんなとこ住めるねー!暗そうだし、マジカメ映え最悪って感じ。ほんと同情するー」
「個人的にはいいとこだがね。お猫様以外いないし。あと誇りは、少なくとも歴史的建造物を放置していた教師陣が悪い」
取っといたってことはそれなりに理由がありそうよね、アレ
第三十七話 薔薇を塗ろう?やるやるー→←第三十五話 お迎え?ご苦労
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