19/10/31 「簓の杖は……ハーマイオニー?」簓「おん! やっぱこれやな!!」「ハリーじゃないんかい!!!」 ページ48
「Aどこ行きたい?」
「え、誕生日なんやけん簓ん行きたかとこ付き合うばい」
「俺はAの行きたいとこ行ければええで」
……珍しく、こいつのことをかっこいいと思ってしまった。
「……じゃあ、ハ○ポタエリア行きたい」
「よっしゃ! ほな行くでー」
くうには、お土産買っていけばいっか。
今日はお誕生日さまを祝ってあげよう。
**
「え……Aレイブンクローなん……?」
「え? そうだけど?」
「嘘や、Aはグリフィンドールやろ!!」
「えええ……」
レイブンクローいいじゃん、賢くてかっこよくて。
そもそも私青すきだし。
あとルーナがすきやけん。
「簓はグリフィンドールなん?」
「当たり前や! やっぱ主人公やろ!!」
「いやその胡散臭さはどう考えてもスリザリン」
「なんでや!!!」
それぞれ揉めつつローブと、カーディガンと、ネクタイを買った。
それと杖。
もちろん私は愛しのルーナ。
「お昼どうすると?」
「あそこ行こうや! 三本の箒!」
「簓にしてはよかチョイスばい」
「なんでや!!!(二回目)」
お店に入れば、チキンのようなこってりとした匂いの漂う店内で沢山のお客さんが楽しそうに写真を撮ったり食べたりしていた。
「何頼む?」
「A席とっといてや、オススメ頼んでくる!」
いい笑顔で簓はレジへ向かった。
「お客様お待たせいたしましたー!」
「あ、うん……」
「のったって!!!」
「はいはい。ん? チキンとコーンに……これは、あの、バタービール!!! え!! うれしい!!! これ飲んでみたかったんよ!!!」
「喜ぶと思ったわ。ほな、食べよか」
「あ、待って」
「おん?」
「Happy Birthday、簓。乾杯」
少し照れてそっぽ向きながら私がそう言って簓の分のバタービールの入ったコップに乾杯すると、簓は小さく笑った。
「ありがとさん、A」
「……馴れ馴れしゅう撫でんで……あ」
簓の背後からすごい勢いで走ってくるんは、
大好きな赤髪。
19/10/31 Happy birthday→←19/10/31 簓「今日は!?」「簓の誕生日……」簓「んなあからさまに嫌がらんとって!?」「クソあと二センチで簓超せたのに……」簓「お口悪いでー!?」
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作者名:紫 | 作成日時:2019年10月2日 0時