検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:11,406 hit

3音 初めての音 ページ5

「ただいま」

「お帰り。晩ごはん出来て……え、Aちゃん!?」

ーこんばんはー

母さん達に挨拶したいと言うAを連れて、帰宅した。

「Aちゃんこんなに美人になって……!! 晩ごはん食べた? よかったら食べていって!!」

ーありがとうございます!ー

「A、こっち」

Aを部屋に案内すると、Aはやはりというべきかアコギに歩み寄った。

ー幸ちゃん、弾いてー

「……もう夜だぞ」

そう言うと、Aはしょんぼりした。
その顔に負けて、オレはギターを手にする。

「1曲だけだぞ。何がいい?」

ーやった! じゃあ……ー




Aがリクエストしたのは、オレとAが一緒に初めて作った曲だった。



この曲を、あの美しいAの歌声を思い出しながら、オレは弾いた。



終わって、Aを見たら、Aは、泣いていた。



オレはどうすればいいかわからなくて、



ただただ、



Aを抱き締めてた。

4音 できたてハンバーグ→←2音 再会した君は



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
34人がお気に入り
設定タグ:黒バス , 笠松幸男 , 失声症   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2019年3月6日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。