保健室2 ページ2
有華side
しばらく呼吸を誘導しながら吸入をさせてると、
だんだん発作が治まってきた様子・・・
有 「 もう少しやなー・・・(撫)」
A 「 も、終わりでいいです・・・」
有 「 そうもいかないんよー。」
A 「 もういいのーっ。」
有 「 まだってゆーてるやろーっ。」
A 「 もう苦しくないもんっ。」
有 「 そーかそれは良かったなー。(棒)」
A 「 おーしーまーいーっ。」
有 「 まだやな。」
A 「 むぅ・・・」
食い気味にまだって言い返したからか、
Aがほっぺを膨らませ始めた。
有 「 ちゃんと吸入受けろー。」
A 「 だってぇ・・・」
有 「 だってちゃうやろ。
そんなんやとまた発作起きるで。」
A 「 うぅ・・・」
有 「 嫌やったら深呼吸。」
A 「 ・・・スー、、、ハー・・・」
有 「 おっ、偉い偉い。
・・・部活のメニュー内容、ハードだったん?」
A 「 んー・・・そんなには、、、」
有 「 なにしてたん?走ったん?」
A 「 少しだけ・・・でも発作が起きたのは、
走り終わってから15分以上経ってからです。」
有 「 うーん・・・蓄積やな。」
A 「 走りたいよォ・・・」
運動がしたいのに出来ないのは可哀想だけど、
保健医たるもの運動を促す訳にはいかんし・・・
有 「 にしても発作大きかったな。
最近って結構起きたりしてるん?」
A 「 結構では・・・」
有 「 ない?」
A 「 ・・・(コクン)」
有 「 ほんとかぁ???」
A 「 ホントですよ〜。
疑わないで下さいよ〜。。。(笑)」
有 「 まっ、もうすぐ定期検診やろ?」
A 「 えっ???」
急に素っ頓狂な顔をし出したA。
有 「 前田先生の。病院であるやろ?」
A 「 知らない・・・ってか、忘れてた、、、(汗)」
有 「 自分のことやろ、覚えとけよ。(笑)」
A 「 嫌なことは抹消するに限ります。」
有 「 ええんちゃう?
その代わり、前田先生にこっぴどく叱られるで。」
A 「 病院なんかには行きません。
そもそも、病院の行き方忘れちゃいましたもん。」
有 「 都合のええ記憶力やなぁ。(笑)」
A 「 前田先生って、、、どなただっけ???」
有 「 調子乗るなや。(笑)」
これは本当に病院に行かなそうやから、
予め前田先生と敦子に連絡入れとこ・・・
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ルー - 青のSPもまってます汗汗 (2021年5月13日 1時) (レス) id: 358f9d64ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優菜 | 作成日時:2021年4月9日 14時